キャプテンの呼称がしっくりくる川淵三郎初代Jリーグチェアマン(現 日本トップリーグ連携機構会長)が、(同職)在職時、2006年5月に上梓した『虹を摑む』を読み始め初日で全331ページ中、80ページ+αといったところまで。
サイン本を物色していた際、本書を見つけ、以前の読んだ著書に読み応えを感じていたことから
読み応えを感じていたことから、2冊目(の川淵三郎さん本)として手が伸びていた経緯。
Jリーグ誕生のバックグラウンド
本書は、
“日本のサッカー、Jリーグがどのように築かれたかをサッカーファン、スポーツファンに知っていただくことは、これからのサッカー界、Jリーグのために需要だと思っている。
そして、そう思い立つと率直な言葉で書こう、すぐに行動しようという私の性格から今回の出版になった。”(p6)
なる経緯、
天地開闢
第1章 夢の実現 ー Jリーグ開幕
五十知命
第2章 人生の転機 ー サラリーマン人生との決別
知行合一
第3章 動き出した計画 ー チーム選定の秘話
志在千里
第4章 理想と現実 ー スポーツビジネスの新しい形
竜虎相搏
第5章 球界のドン vs チェアマン ー 読売グループの暗闇
福過渦生
第6章 最初の試練 ー Jリーグバブルと経営危機
七転八倒
第7章 日本代表・10年の軌跡 ー 代表監督5人のそれぞれ
不可思議
第8章 ジーコが目指す日本代表とはいったい何か?
堅忍不抜
第9章 ドイツ・ワールドカップへの道
との章立てに沿って
” 私の、青春時代とも言えるその多感な時期に、デュースブルグで体験したことは、Jリーグ設立の理念に大きな影響を与えた。”(p34)
というJリーグ創設へ向け、過去の点が線として発展していった経緯に、
” ホームランを打ってしまえば「これがプロ。結果を出せばいいのさ」と、うそぶくようなスポーツ観にも一撃を食らわせたかった。
プロとはアマチュアにとって最高の手本であり、その最高のプロを生み出すのは豊かなスポーツ環境とアマチュアである、
その最高のプロを生み出すのは豊かなスポーツ環境とアマチュアである、という世界をつくり出したかった。”(p27)
とのサッカー界からスポーツ界を変革していこうとの思いに、読んだのは、第2章 人生の転機 ー サラリーマン人生の決別 までですが、
一部、上掲の『黙ってられるか』の復習を兼ねながら、一スポーツファンとして川淵三郎さんがJリーグに込めた思い、取った行動、下した決断の数々を興味深く読み進められています。