川淵三郎さんが振り返ったJリーグに賭けた日々と込めた思い:『虹を摑む』読み始め

キャプテンの呼称がしっくりくる川淵三郎初代Jリーグチェアマン(現 日本トップリーグ連携機構会長)が、(同職)在職時、2006年5月に上梓した『虹を摑む』を読み始め初日で全331ページ中、80ページ+αといったところまで。

サイン本を物色していた際、本書を見つけ、以前の読んだ著書に読み応えを感じていたことから

<< 2019年4月10日投稿:画像は記事にリンク >> 川淵三郎さんが遂げたJリーグ創設、Bリーグ再建の舞台裏:『黙ってられるか』読了

読み応えを感じていたことから、2冊目(の川淵三郎さん本)として手が伸びていた経緯。

Jリーグ誕生のバックグラウンド

本書は、

“日本のサッカー、Jリーグがどのように築かれたかをサッカーファン、スポーツファンに知っていただくことは、これからのサッカー界、Jリーグのために需要だと思っている。

そして、そう思い立つと率直な言葉で書こう、すぐに行動しようという私の性格から今回の出版になった。”(p6)

なる経緯、

天地開闢

 第1章 夢の実現 ー Jリーグ開幕

五十知命

 第2章 人生の転機 ー サラリーマン人生との決別

知行合一

 第3章 動き出した計画 ー チーム選定の秘話

志在千里

 第4章 理想と現実 ー スポーツビジネスの新しい形

竜虎相搏

 第5章 球界のドン vs チェアマン ー 読売グループの暗闇

福過渦生

 第6章 最初の試練 ー Jリーグバブルと経営危機

七転八倒

 第7章 日本代表・10年の軌跡 ー 代表監督5人のそれぞれ

不可思議

 第8章 ジーコが目指す日本代表とはいったい何か?

堅忍不抜

 第9章 ドイツ・ワールドカップへの道 

との章立てに沿って

” 私の、青春時代とも言えるその多感な時期に、デュースブルグで体験したことは、Jリーグ設立の理念に大きな影響を与えた。”(p34)

というJリーグ創設へ向け、過去の点が線として発展していった経緯に、

” ホームランを打ってしまえば「これがプロ。結果を出せばいいのさ」と、うそぶくようなスポーツ観にも一撃を食らわせたかった。

プロとはアマチュアにとって最高の手本であり、その最高のプロを生み出すのは豊かなスポーツ環境とアマチュアである、

その最高のプロを生み出すのは豊かなスポーツ環境とアマチュアである、という世界をつくり出したかった。”(p27)

とのサッカー界からスポーツ界を変革していこうとの思いに、読んだのは、第2章 人生の転機 ー サラリーマン人生の決別 までですが、

一部、上掲の『黙ってられるか』の復習を兼ねながら、一スポーツファンとして川淵三郎さんがJリーグに込めた思い、取った行動、下した決断の数々を興味深く読み進められています。


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