奇跡とも感じられる状況での福岡行きの目的は・・
先日、Chicago Cubs:シカゴ・カブスとのマイナー契約が発表されたムネリンこと川﨑宗則選手が登場するトークショー
「ムネリンを囲む会」に参加するため。
ミュージックシーンでは VAN HALEN に STEEL PANTHER に、絶えずフォローしている対象はいますが、
スポーツのカテゴリーでそう言った対象になっているのはNFL(プロ・アメリカンフットボール)のChicago Bears:シカゴ・ベアーズと、今回主役の川﨑宗則選手のみ。
知れば知るほど魅了される川崎宗則の生き様
ソフトバンク(旧ダイエー)・ホークス在籍及びWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)参加時は名前程度という頭に入っている感じでしたが、
イチロー選手の後を追って活躍の舞台をメジャーリーグに移してからは、その生き様、愛されるキャラクターなどを知れば知るほど魅了されていき、
「実際、どんな人だろう? 一度、会ってみたいな」と、オフィシャルサイトに
「1分でも時間頂ければ、日本中ご指定の場所、どこへでも行きます」といった片思いのメッセージを出す傍、
「どっかでチャンスないかなー」なんて思っていたところに、飛び込んできた今回のイベント情報。
開催場所が「福岡」とあり、一瞬ひるんだものの・・
丁度良い具合に昨年マイルレージから変換したスカイコインが残っていたりで、「これは、きっと天の声だろう」と(笑)
大寒波襲来は、想定外の事態でしたが、そういった状況を乗り越え、イベント会場に腰を下ろした時点で感慨深いものがありました。
飾らぬ人柄、等身大の魅力
開演前の説明で、川﨑宗則選手のトークショーの相手方を務められる「呪怨」「いたい ふたり」などの映画に出演歴をお持ちで、
今宵のMCを務められる大國千緒奈さんからイベントの流れや遵守事項についての説明があり、
配布されたドリンクチケットで川﨑宗則選手が音頭を取る乾杯時の飲み物を手元に用意したり、バイキング形式で振る舞われた食事で、空腹を満たすなど。
参加者一様に食事が並んだところで川﨑宗則選手が登場。
軽装で出で立ちで、浮き彫りの骨格は「さすが、プロ野球選手だなぁー」と。乾杯を経てトークセッションが始まり、
ハキハキした受け答えはTV等を通じて抱いていた印象でしたが、終始、お酒(赤ワイン→ウィスキー→日本酒)が入ったグラス片手に進められたトークセッションで
時間を追って、参加者と川﨑宗則選手の距離が狭まり、程なくアットホームな雰囲気に会場が包まれていきました。
お酒が誘(いざな)うムネリン・ワールド
前半はMCの大國さんからの質問に答える形で、プロフェッショナルとしての体調管理の話題(→毎日、体重計に乗り、今シーズンは体重を4kg程度絞っている)であったり・・
日々心掛けていること(→特になく、よく笑い、よく寝て、たまに飲む)であったり、
渡米後の苦労話し(→同僚に日本人選手が居なくなって、生まれて初めて脱毛症状が出た。但し、体に溜め込むより、症状として出た方がベターであるとの見解)であったり、
ホークス時代の同僚選手(プレミア12で敗れた小久保監督をカラオケ等で励ました裏話し等)たちとの交流話しなど。
最初、私が思うところでは、話しの切り口がスポーツ・ジャーナリストの方や元プロ野球選手になどによる
ちょっとマニアックな話題(メジャーリーグのベンチでの話しなど)を期待していたところはありますが
ムネリンの愛称が定着しているだけに、女性ファン割合も高く、男受けするコアな話題より
川﨑宗則選手の人間性を身近に感じる話題からイベントが入っていったのは、結果的に良かったように思いました。
日中から降り続いていた雪は、イベント開催中も断続的で、福岡市内の交通機関への影響も予断を許さない状況で
途中で確認、報告が入ったり、そのタイミングを利用しての川﨑宗則選手のトイレ休憩だったり ^^
堅苦しさが一切なく、交通機関の影響で止む得ず帰られる方には一旦、参加特典の色紙が手渡しされるなど柔軟な対応。
そこから、またトークショーが再開し、今度は質疑応答形式に。
川﨑宗則選手の地元、鹿児島からの参加者との超ローカルなやり取りがあれば
8月に実現するであろうとのイチロー選手との対戦への意気込み?!や
ホークスの現有戦力でパフォーマンス面でポスト川﨑宗則の資質を備えた選手の適性診断など、話題は多岐に及びました。
しびれたサイン色紙授与に2ショット写真
トークショーで90分ほど経過し、自分も含めて楽しみしていた人も多いであろう川﨑宗則選手から手渡しでのサイン色紙授与。
参加者総勢150名程度いたはずですが、短い時間ながらそれぞれ一人一人とやり取りされ
途中から2ショット写真撮影も解禁され、自分は運良くカメラ目線で表情を揃えてもらい、「福岡まで来て良かった!」と実感出来た瞬間でした。
全員との受け渡しが終わった後、まだ時間があるとの事で、質疑応答が継続。
写真撮影で俄然テンションが上がった自分は挙手をするまでのテンションに至り、
色紙に書かれていた背番号の66に関しての質問をして
「シカゴ・カブスでも66番になるのですか?、背番号に対するこだわりはありますか?」という質問を投げ掛け、
川﨑宗則選手から「カブスとの契約がまとまる前に準備したサインで、66でサインするのは最後になる」という回答に
ダイエー入団時も、マリナーズ入団時も、球団が用意した背番号であったそうで、
「背番号に対するこだわりはないものの、球団が用意してくれた背番号に愛着を持つ」ということには、こだわりを持たれている」、といった回答を頂きました。
ファンの思いを大事にしてくれた120分
自分の質問で当初、想定されていた時間になってしまったようですが、川﨑宗則選手の意向で、その後もしばらく質疑が続き・・
悪天候下、集まってくれたファン、渡米前最後のファンとの交流イベントになるであろうとの思いから、存分に川﨑宗則選手のこの催しに対する意気込みと、日頃の今、この瞬間を大事にする人間性が伝わってきました。
最後、川﨑宗則選手から参加者へ一言という形でイベントが締めくくられ・・
カブスとの契約後に、こうしてファンのみんなと飲めたこと、8ヶ月アメリカに行ってくることになるが、
今度は会の名称を「ムネリンと飲もう」にして、集まりましょうといった、参加者と絆を感じさせてくれる言葉で閉会。
川﨑宗則選手がこの会にぶつけてくれた思いから、更に応援したい気持ちが強くなる約2時間の川﨑宗則選手との心温まる交流の機会でした。