先日、Chicago Bears:シカゴ・ベアーズの記事の最後で、「Chicago Cubs:シカゴ・カブスが107年ぶりのワールドシリーズ制覇なるか」といった内容を書きましたが・・
オリックス・バファローズでも指揮を執ったテリー・コリンズ監督率いるNew York Mets:ニューヨーク・メッツにスイープ(0勝4敗)されシーズン閉幕.-
日本人チーム在籍では、本ブログでも時折取り上げている川崎宗則選手が在籍する Toronto Blue Jays:トロント・ブルージェイズが、
昨年のワールドシリーズ進出チームKansas City Royals:カンザスシティ・ロイヤルズに2勝4敗で屈し終戦.-
出来ることで存在感を最大限に発揮する川崎宗則伝説
で、「さすがだなぁ〜」と、またしても思わせてくれたのが、その川崎宗則選手。
プレーオフ期間中も、しばしインターネットの(Yahoo!などの)ポータルサイトでヘッドラインを飾る話題を提供してくれましたが
偉業とも言えるのが、他のプレーヤーと異なりグラウンドでのプレーが一切ない状況であること。
チームの裏方に徹しての献身ぶりが評価されてのことですが、表立ったことでは、今回敗れてしまったリーグ・チャンピオンシップシリーズ進出に際して
現地メディアの放送に飛び入りし、シンプルで的を得たチームへのメッセージを収めた動画の再生回数が
▪️Munenori Kawasaki ALDS 2015 Post Game Interview Toronto Blue Jays
実に90万回以上の再生回数に至ったと話題に。多くの日本人が頭を悩ませる語学力を駆使という次元ではなく、
知っている単語を繋ぎ合わせて、それを臆することなく堂々と語った姿勢が何より清清しいです。
舞台裏でも(プレーオフ1回戦となる)ディビジョン・シリーズで連敗スタートとなり、崖っぷちに立ち意気消沈するチームメイトに「3」と示して、
あと3連勝すれば良いだけと気持ちを鼓舞するメッセージを発するなど、
フィールド内のプレーではなく、メンタルでチームを牽引したエピソードが複数明かされています。
気になる2016年の川崎宗則
今シーズンは旧シーズンで報じられたホームラン、サヨナラヒットといった派手なものはなく、ヒヤッとする頭部死球が
▪️川崎宗則は凄い 2015年 メジャーでの戦い デットボールからメジャー昇格
打電された程度と記憶していましたが、確実にトロントのファンをはじめファンの記憶に残る痕跡を残したものと思います。
シーズン終了に際しては、チームメイトへの感謝を述べると共に、「時は来た。もう僕の中では決まっている。」と意味深な発言・・
予測できる選択は大きく次の3つ:メジャーリーグ挑戦を継続、日本球界復帰、引退 に分けられると思いますが、
メジャーリーグ挑戦継続が自分の意図では決めづらい(今シーズン及びこれまでの実績からオファーが来るか否か)ことから
下記の張本勲さんとのインタヴュー内容も勘案すると、
私個人では、日本球界復帰を示唆したものではと推測します。
燦然とした記録は残らずとも出来ることの最大限を発揮し、大リーグで稀有な経験を積んだ川崎選手を間近に見れるのではあれば、
一プロ野球ファンとしては来シーズンの楽しみが増え、私個人で最も注目したいことになります。さて、発言の真意や如何に・・