先週開幕したプロ野球(NPB)に時期を合わせて開催された広島東洋カープの黄金期をエースの立場で支えた北別府学さんのトークショーに参加。
現役時代、全盛期を知る者としては北別府学さんとトークショーと結びつかない印象も抱きましたが、広島では結構開催されている様子。
ただ東京では珍しく北別府学さんご本人もどの位集まるのか?といった心配されていたことを冒頭お話しされていましたが、
100名の枠が早々に埋まる人気ぶり。
また、北別府学さんの魅力を引き出すべく、MCにカープ芸人のヴェートーベンが抜擢、
終始、和やか笑いが絶えないトークショーとなりました。
開幕、開幕投手の重み
話しの方は北別府学さんが現役時代に九度、開幕投手を務められたとのエピソードに始まり、
開幕戦で緊張するのは野手も同じなので、なるべくなら野手が慣れる前の早めに投げた方がいいとの持論。
実際、開幕戦から2試合連続で完封したご経験もあるそうで、随所に現役通算213勝の実績を誇る名球会投手の片鱗が伝わってきました。
それでも最初の頃は舞い上がってしまったそうで、初めての時がプロ7年目の25歳の時だったそうですから、大投手の軌跡を歩んだ名選手でも場数を踏んでいくプロセスが大事と実感。
輝かしい現役生活の裏側で・・
その他、現役時代、打たれた時は(拳、蹴りを喰らわぬよう)古葉竹識監督の前は通らないようにしていたとか、そんな時は(古葉監督から)三日くらい口を利いてもらえなかったとか ^^;
高橋慶彦さんの夜遊び伝説の断片であったり、ご自身の東京遠征時の夜遊び話しであったり・・
面白かったのは、東京で夜(〜明け方)飲み歩いたことはあって、広島では控えておられたそうで、
それはファンから余計な?心配をされたり、オーナーに連絡がいったり、監督のもとに知られることになったり等々、
広島市民とカープの選手の結びつき度合いを実感させられる内容でした ^^
その他、低迷する中日ドラゴンズへの辛口エールに、私は知りませんでしたが、北別府学さんが農家(家庭農園?)の横顔をお持ちのようで、トークショー後半ではネギの栽培といったことにも話題が及びました。
TVの向こう側にいた名選手との交流
トークショーは1時間程度。そこから対象書籍購入者にはサイン&2ショット写真撮影の特典(入場時は入場料の支払い)。
当然のごとく殆どの人が本を買っていた感じでしたが、
現役時代「精密機械」の異名を取り、喜怒哀楽を抑えがちに淡々と打者と対峙していくイメージを頂いていたところ
素の北別府学さんは野球には厳しい面(キャンプで300球程度投げ込まないとコントロールは身につかない等)を見せながら
クールな印象も抱いていた通りでしたが、実績とは裏腹な謙虚で気さくに一面に、
とても良く北別府学さんの人がらを感じることが出来たトークショーでした。