漫才師 ナイツ が、
” TBSラジオ『土曜ワイドラジオTOKYO ナイツのちゃきちゃき大放送』の番組オープニングにて、メインパーソナリティのナイツが毎週披露している漫才を、2015年10月3日から2020年5月30日までの回より抜粋して活字化した “
という『ナイツ 午前九時の時事漫才』を読了。
もともと浅草 東洋館でナイツの出演を知り、
サイン(貰う)用に購入していた著書。
読んで感じるナイツの魅力
収録されている漫才 実に七十七本!
” 塙 原監督の特徴といえば、得点して戻ってきた選手を迎えるグーパンチですよね。
土屋 グータッチだろ!両手で拳を合わせるやつ。なんで頑張った選手ぶん殴っちゃうんだよ。”(p024)
と読んでいて思わずクスッとさせられてしまうやり取りに、
” 塙 紀平選手、ショートブログラムでは82.51点で、今季最高得点だったんですけど、正直、僕の採点は違って、65点でした。
土屋 ずいぶん低いな!そこは、塙さんが高得点つけた霜降り明星とは違ったんだ。
塙 そりゃそうでしょ!だって、霜降り明星と違って、めちゃくちゃスベってたし。
土屋 フィギュアですからね!スベってなんぼの競技ですから!”(p217)
と、塙宣之さんが審査員を務める『M-1』とフィギュアスケートを絡めた巧みな展開に ^^
全般、声の抑揚つけられて聴けたに越したことはないでしょうが、中には
” 塙 今回、監督に対する批判の声もけっこうあったんですけど、僕はファンだし、応援してますよ。小久(こく)監督のこと。
土屋 監督の「小久」って呼んでんの?独特の略し方してますね。
塙 あ、フルネームで言うと、小久 保(こくたもつ)監督ね。 ”
土屋 あれ、小久保(こくぼ)って読むんだよ!「小久保」で名字ですからね!本当にファンなのかよ。”(p099)
と、2017年当時は重かったWBCの侍JAPANへの読んで伝わる細やかなボケも・・
世相を笑い飛ばせ!!の心意気
「毎週毎週、時事ネタを漫才化して凄いな」と実感させられましたが、その辺り巻末の「後口上 〜これまでと、これから〜」で
” 土屋 ニュースに対して何かしらコメントしたり論評したりするっていうのは、それこそワイドショーからSNSまでいくらでもあるけど、漫才の形で毎週ニュースをネタにするっていうのは、今のところこの『ちゃきちゃき』の時事漫才しかないからね。”(p349)
というナイツご自身による位置付けで、帯に踊る「どんな世相も笑い飛ばせ!!」の触れ込み通り、全351ページ、ナイツの世界観に存分に浸ることが出来た著書でした〜