小泉今日子さんのポッドキャスト『ホントのコイズミさん』の書籍化第2弾『ホントのコイズミさん WANDERING』を読了.-
第1弾『ホントのコイズミさん YOUTH』を、
(2023年)4月に読んでいて、その後、本書が7月発売となり、当初は書店で売られていたものを購入していましたが、
10月になり↑イベント開催でサイン本付きの参加券が発売され、入手していた経緯。
紙面から誘われる旅の魅力
今回、タイトルに掲げれられた WANDERING について「あとがき」で小泉今日子さんは
” WANDERING 、流儀、さすらい、あてもなく彷徨う。
あてもなく彷徨う、そういう散歩が好きです。そういう旅が好きです。人生もそうであったほうが私らしいかなと思います。”
と説明され、『ホントのコイズミさん YOUTH』では書店の紹介が中心であったところ、今回は
- 吉本ばなな(小説家)
- 和氣正幸(BOOKSHOP TRAVELLER)
– 佐藤健寿(写真家)
– 林 紗代香、菅原信子(TRANSIT)
の5名が小泉今日子さんの対談相手として登場され、和氣正幸さん回は
” 和氣 「紙片」さんは昼やってるんですけど、そのすぐ近くに、平日は深夜にしかやっていない「弍拾dB」っていう古本屋さんがあって、そこもまたすごくいいので。
小泉 へえ、深夜にしかやらない古本屋さん、良さそう。”(p52-53)
と前作の流れを踏襲した感じも、
他は
” 小泉 へえ。でも本当にそうかもしれない。私は若いときにわりとテレビとかにたくさん出るような仕事をしてたから、もう日本中どこに行ってもすぐに「あっ!」って言われちゃう日々を送っていたんです。だからお休みがたくさんできるとぱっと海外に行って、「ただ街を歩く」みたいなのをしたかったんですよね。”(p88)
に、
” 小泉『TRANSIT』は、どんな雑誌と説明したらいいでしょう。旅?”
林 難しいんですけれども、世界の美しい風景とか文化とか、その「モノ・コト・ヒト」を、旅というフィルターを通して紹介する「トラベルカルチャーマガジン」と。”(p126)
と本(雑誌)を糸口に旅に寄せていく構成で、
いざ出発という想定で持参するものを比較し合うといった企画もあり、読み進める過程で開放感を軽く刺激されるような感覚が心地良かったです ^^