高田純次さんの『50歳を過ぎたら高田純次のように生きよう』を読了。
マスコミ向けに八重洲ブックセンターで本書発売に関する会見が設けられたことを知り、
「もしや・・」と思い、同店舗を訪ねたところ
狙い通りサイン本入手機会に結び付けられていた経緯 ^^
高田純次、出版会見で “純ちゃん節”が炸裂!ちょっと意外な悩みも告白
憧れられる生き方
高田純次さんのように生きたいと思っている人は有名無名問わずいることを承知しており、私も憧れる気持ちを有していますが、
本書でも、影響を受け芸能界入りした
” 普通の人は高田さんみたいに生きられない。適当に生きようとしても、現実が頭を横切りますから。”(p060)
との見方を示したアンタッチャブル柴田英嗣さんに、
” 人間って、まず頭で思って、それを口に出して言おうか言うまいか、一瞬のうちに判断する回路があると思うんですよ。
でも高田さんは間違いなくその回路が欠如してる(笑)。”(p095)
というたむらけんじさんに、一般人よりも距離が近しいであろう人たちの高田純次評を交えながら
高田純次さんに寄せられた
” はっきり言って、空気を読むってことはブレてるってことだから “(p048)
或いは
” 昔、「お笑いとはなんですか?」って聞かれて、「お笑いとは裏切りである」って答えたことがあるんだけど、今でもそう思うよ。
まあ予測を裏切った結果、相手がまったく笑わないでぽかーんとした顔していることも多々あるんだけど。アハハハハ!”(p175)
といった質問への回答から飛び出す高田語録、高田純次さんらしい絶妙な適当域に浸れる著書。
高田純次さんから程良く力抜かれる感じ
高田純次さんご自身も高田純次さんの生き方に憧れる人がいることを承知しつつ、
「自分だったら絶対嫌だ」と上掲の会見の場でも語られていたようですが、一つ印象的であったのは、
” 芸能界に入ったあと、関根勤さんにお会いして、ボクが高田さんファンだと伝えてもらったことがあったんです。
関根さんがそのことを高田さんに言ったときの反応は、「かわいそうな子だね。バカなんだろうね〜」って感じだったそうです。”(p057)
との一文。笑いの要素も強いでしょうが、表向きの高田純次さんとご自身が向き合ってきた高田純次さんとの乖離も意識されてのリアクションであったのではないかと(推量)。
でも本書を読んで感じる肩から力が抜けていくような感覚には、自分も長く高田純次さんに惹き込まれていることをよ〜く自覚させられました ^^