(2023年)3月最終週の週中、昨年7月以来で下北沢の本屋B&Bを往訪し、
湯浅学×安齋肇×戌井昭人「カセットに記録された『人生』を聞く」『ライク・ア・ローリングカセット カセットテープと私 インタビューズ61』刊行記念 と冠されたイベントに参加。
イラストレーター安齋肇さんの登壇を知りフラグが立ち、内容もカセットテープに思い入れを持つ世代の一人として好奇心刺激され会場へ足を運んでいった流れ。
イベントは音楽評論家 湯浅学さんが『ライク・ア・ローリングカセット カセットテープと私 インタビューズ61』を出版したことを記念して開催されたもので、
本の土台は、月一でカセットテープにまつわる思い出をインタビューしていく企画に、衣笠祥雄さん、C.W.ニコルさん、甲斐よしひろさんら各界から故人を含めさまざまな方が登場した記録が一冊にまとめられたもの。
登壇された安齋肇さんも劇作家 戌井昭人さんも名を連ねられており、安齋肇さんは「使ってよ」と好意で寄せられた音源ながら、この日まで未聴のカセットテープ。
戌井昭人さんはKeith違いで購入してしまったとのKeith Jarrettの『ケルン・コンサート』などを持参され、湯浅学さんが持ち込まれたカセットデッキ(SONYデンスケ)で、それらをハプニングに対処しつつ再生させるなどして進行。
2020年代から1980年代のあの頃へ
思いのほか時の経過を感じさせない奥行き感じられる音質に、カセットテープが隆盛を誇っていた頃のあるある話しに蘊蓄に・・
昨今、記録メディアとして再注目を集めているようですが、(ダビングをはじめとした)音楽に、TV/ラジオ番組録音、個人使用等々、一時期極めて身近な存在であったカセットテープを肴に、安齋肇さん登壇イベントらしいゆる〜い感じで流れていく感じに心地好い身を委ねられた一夜でありました ^^