渋谷公会堂で開催された LOUDNESS WORLD TOUR 2015 “THE SUN WILL RISE AGAIN ” 〜 30th Anniversary THUNDER IN THE EAST 〜 in Japanに参加。
LOUDNESS(ラウドネス)のコンサートは・・
HURRICANE EYES(1987年)、SPIRUTUAL CANOE(2001年)、BIOSPHERE(2002年)、Racing(2004年)ときて、恐らく、今回で5回目。
私的LOUDNESSに最も熱かったのは、オリジナル・ラインアップで再結成された 2001年(SPIRITUAL CANOE)やアルバムの出来に圧倒された2004年(Racing)の頃。
最近は、ちょっと距離が離れていたものの、「行こう!」との決心に至ったのは、売り出されたチケット:VIP TICKET が
ショウ開演前の時間にメンバーと交流が出来るミート&グリー参加券が含まれていたため。
今回のツアーのタイトルにも組み込まれている “THUNDER IN THE EAST” が世にリリースされ、
LOUDNESSのアメリカ進出の機運に日本のミュージック・シーンが盛り上がった時が、自分が一番ロックに魅了されていた時期と重なり
自分史の一部を担ってくれたレジェンドたちと交流できる稀有な機会に、「これは行くしかないでしょう!」と。
ただ、ミート&グリートの中身はチケット売り出しがあって、しばらく公開されておらず、1週間前になって・・
「サイン1点のみ」で、写真は不可とアナウンス。
「え”ー、だったら最初からミート&グリートではなく、サイン会と発表してよー」と。因みに、海外のVIP TICKET は、サイン3点に、写真撮影もOKとの事。
レコード店で行われるサイン会でも、写真がOKであったりする事はあるので、一抹の期待を抱きながら迎えた当日。
「(近年、)月曜に行っているコンサート多いなぁ」と、DEF LEPPARD、NICKELBACK(前々回)あたりを思い出しましたが
週始まりから楽しみがある感じもいいですね。そんなこんなで、指定された15:30に会場の渋谷公会堂に到着すれば・・
予想以上の人の数。「あぁ、これは(写真)ダメか」と諦めモード。ざっと150名くらいは集まっている感じ。
程なく、案内員の指示に従って列が作られ「ミート&グリート」シフトに。
ほぼ定刻の16:00にメンバー4名が開催場所の渋谷公会堂2Fロビー?に表われ、
特典スタート。サインしてもらうアイテムは各自持参可で、自分的LOUDNESSとの出会いとなった名盤”DISILLUSION 撃剣霊化”のLPを用意。
どうも、CDだとサイズが限られてしまうので、持ち運びの煩わしさはあるものの、大きさ、見映えなどイメージしながらの選択。
20番目くらいのところに並んでいたので、 16:10という頃には順番が回ってきて、
二井原実→高崎晃→山下昌良→鈴木政行(敬称略)という流れで、サインしてもらう色(黒、金、銀)を指定しながら進行。
二井原さんに為書きしてもらったり、各メンバーの方と握手したり。それこそ「あっ」という間の出来事で
ミート&グリートの開催時間16:00〜17:00と通知されていたところ、「これで終わっちゃうのか」と呆気なかったですが、
メンバーと直に触れ合えるところまで来たのは、記念すべき出来事といえるでしょう。
開演が19時となるため、場所を近くの飲食店に移動し、ロック仲間と夕食を取りながら、時間を有効活用。
会場に戻り、2列目中央やや右側(時計の針でいうと6:30頃といった)に着座。
今までの最も前が、中野サンプラザで観た “SPIRITUAL CANOE”の時が、7列目とかであったと思うので、LOUDNESS最良席。
これもVIPの特典ですね、有難し。
ショウの構成は当初から二部構成と伝えられており、
第一部は “THUNDER IN THE EAST”収録曲を1曲目のCRAZY NIGHT 〜 10曲目のNEVER CHANGE YOUR MIND まで、完全再現されるというもの。
LOUDNESSで好きなアルバムをパッと上げると、 “DISILLUSION” 、”LOUDNESS”、”DRAGON”、”SPIRITUAL CANOE”、”Racing”
といった感じで、”THUNDER IN THE EAST”に関する思いは深くなく、次演奏する曲が分からないドキドキ感はないながら
二井原さんのMCによると、「殆ど演ったことない」曲も複数あったようで、貴重な場に立ち会うことが出来、
“Get Away”をはじめ、ライヴ映えする曲も多かったように思います。
サウンドの方は、LOUDNESS特有の終わってから鼓膜に何かあったんじゃないか?!ってな、爆音(笑)には至らず
ギター、ベース、ドラムの音に、しっかりヴォーカルも聴き取れる状況(但し、MCが聞き取りづらいところはありました)。
何より、メンバー間のアイコンタクトや表情が明瞭に伝わる臨場感は、今までにない光景で印象的でした。
約1時間の演奏から10分程度のインターバルは、11月にリリースされる米国進出時の映像が流されるなど
間延びすることなく、第2部へ。制約が取り払われ、Crazy Doctor、S.D.I.といった定番の必殺曲中心のセット。
「あれ、これで終わっちゃうの!?」と最後、名残惜しさはあるものの、時計に目をやれば21:00.-と十分な尺となっていました。
“Esper”、”Loudness”、”Rock Shock”、”Speed”と、贅沢を言えばキリがないですが、
意識していてもいなくても、気が付けば断続的に活動を続けていて、時代を並走していたLOUDNESSが居て、
それぞれのアルバムを聴くと、その当時のことを思い出すなど、自分史的に存在感のあるバンドの節目公演に立ち会えた事は
今、自分自身にとってホットな状況ではなく、例えば”Racing “発表後のツアー(下記)での熱狂はないながらも
後々まで思い出に残る一夜になったと思います。終演後、高崎晃さんのツイート(Twitter)を遡って読んでみれば・・
渋谷公会堂が建て替えされることになり、公演には惜別の意味合いも込められていたそうな。
また、この会場と自分の思い出も浅からずあり、今のところ来る予定がない事を考えると、
このタイミングでLOUDNESSを渋谷公会堂で観れて良かったと実感しています。