「その国の料理に舌鼓を打ちながら、文化などその国について学ぶ」といったコンセプトで活動されているランチトリップのイベントに参加、行き先(イベント対象国)はラオス。
昨年2月のアイスランドを皮切りに、シリア、ブータン、イラン、ブルキナファソ、今年に入ってミャンマーで、通算7ヶ国目。
ラオスって、どんなところだろう・・
ラオスと聞いて、国名と場所くらいが頭に入っていますが、周囲でも極少数の人に渡航歴があるものの、公用語、首都とかそのレベルから知らないというまっさらな感じ。
ガイド役にラオスでビジネスを行なわれている日本人の方に、途中、ラオスからの留学生の話しを交え約3時間のフライト(=イベント開催時間)。
序盤は、海に接していない地勢条件ながら製塩業が盛んで、上記ガイド役の方も現地で作られた塩を日本に輸出。
国民性等の違いから、ご苦労もあったようですが、そういったプロセスを経て(日本市場向けに)開発された商品は、どの塩よりもカルシウム分を含んでいるそうな。
時の流れに身を委ねる贅沢
また、治安に関して漠然とした懸念を持っていましたが、周辺諸国と比較しても良好であるとの事。
何かを求めて行くというよりは、豊かな自然に、日本の1970〜1980年代の感じの中、何もしようとせず、時の流れに身を任せる事がオススメであるような。
もっとも見るべき、抑えるべきところもしっかりあって、古代に栄えた遺跡はカンボジアのアンコールワットより古い歴史にまつわるものであったり、
ガイド役の方のお話によると、メコン川に沈む夕日を眺めるのは、圧巻の景色であるそうな。
日本から現在のラオスへの行き方は、タイのバンコクやベトナムのハノイ、ホーチミンといった場所を経由する事になるとの事ですが
安倍首相の発案から今年の末から来年にかけて直行便が飛ばされる可能性も開けている模様。
日本と同じ仏教国で、ラオスは小乗仏教だそうですが、親日的な雰囲気も国内にあるようです。
距離を感じていたものの、垣間見れた類似性
東南アジアというと、タイ、フィリピン、マレーシアといった国の名前が頭に思い浮かび、ラオス(アフリカの国と誤解されている傾向もあるとか)は
それらの後続的な感覚を持っていましたが、今回、学べた事は断片的であるにせよ、従来抱いていた心理的距離を埋めてくれる契機に。
食べ物は、隣国のタイ料理よりも辛くないものの供されたランチで感じた味覚はピリッとしたところも(笑)。
主食は、カオ・ニャオと呼ばれるもち米。
現在、都内では会場となった吉祥寺の1店舗(ランサーン)しかないようですが、食料や仏教国である点などの共通点を切り口にすると、日本との距離も一気に縮まりそうです。
9月には本イベント主催のランチトリップ主催の現地渡航ツアーの「食を通して日本を紹介しよう」〜ラオスを知る・交流する旅〜 が組まれています。