先月(2014年10月)に続いての「食と旅を通して、知らなかった世界を楽しく学び、自分のこととして考える体験を提供します。」をミッションに掲げるランチトリップのフライト(イベント)に参加。
>> ランチトリップのラオス便に搭乗。古来からの歴史が脈打ち、雄大な眺めを持つ国だった <<
7月以来の吉祥寺、その時も同じくランチトリップのラオス便。
暑い夏の盛りから、これから冷え込んでいく秋に吉祥寺に戻ってきましたが、今回は特別便と称され
7月のラオス便で募集されていたラオスツアーに搭乗して来た人たちの報告会。
日本人トラベラーから感じたラオス
ラオスの場所も大雑把にしか特定出来なかったところ、5ヶ月の間で2回目の同国についての学びの機会。
前回はラオス人の方や日本法人で現地に進出しているファンケルの方からのガイダンスでしたが
今回は日本から3泊5日の旅程で現地の人たちと交流してきた方たちによる体験談。
聞けば現地にスーパーマーケットの業態は、まだ確立されておらず、市場の形態で食材を入手。
そこには理髪店等の出店もあり、ショッピングモール的側面も感じられるようですが、買い物事情の近代化はこれからとなるようです。韓国製のお菓子が目立ち、日本製品の進出は遅れている様子。
また、ラオスでは読書の習慣が殆どなく、書籍の類いは殆ど母国語が異なるタイから入ってきているものになる。
ツアーに参加された方の見立てでは、憲法に特定政党が為政を行なう事が条文化されており、知的水準を高めない狙いがあるのではと分析。
この辺りも今後、民主化が図られるか否か、ミャンマーの場合、民主化と共に人材の往来が始まった印象ですが、ラオスについても同様の流れとなるか否かのターニングポイントにもなりそうです。
一人ひとりの交流から持ってもらえる興味
今回のイベントを通じて知った事で印象的であったのが、ラオスに行かれたメンバーで、日本を紹介するイベント(ランチトリップ日本便)を開催されたとの事。
場所は現地に行って決めて、食材は市場で調達。その模様は現地の新聞を通じて紹介されたそうで、こういったレベルの交流が両国の距離を近付けるキッカケになるのではと思いました。
国レベルの交流も大きな流れを形成しますが、個人レベルで関心を持って貰い、如何に行動に移行してもらえるか、パラレルで加速していくものであろうと。
因みに、日本食材を現地で振る舞った際、ちらし寿司、生姜焼き、ざるそば、味噌汁、浅漬け、おにぎり、卵焼きなどが並んだそうですが
ざるそばが一番人気であったそうで、そばそのものに加え、麺汁も美味との評価を博したそうな。
日本の魅力を興味深く伝えられる国を考えよう
イベント中盤からは昼食を交え、ワークショップ。
テーブル毎に分かれ「どこの国でどのようなコンセプトで日本を紹介するイベントを開催してみたいか?」のお題をもとに知恵を絞る事に・・
総勢30名、7つのグループに分かれましたが、意外にも?アフリカを開催場所に選ぶグループが多く、自分たちは唯一のヨーロッパでフランス。
同じそば粉を食材(ガレット)として使う国で、農家等を舞台にその調理に仕方に関心を持って貰おうという趣旨。
各グループそれぞれの切り口があって、興味深かったです。こういった参加者同士で交流が持てる機会もランチトリップの魅力ですね。連休最終日のちょっと優雅な感じの一時でありました。