『メモの魔力』刊行記念トークイベントに参加。
本の充実度が高く、
前田裕二さんの語られる内容に興味津々で迎えた当日。
『メモの魔力』の舞台裏
冒頭、トークの相手方を務められた(会場の)青山ブックセンターの山下さんによると、
発売一ヶ月を経過時点で、昨年(2018年)の年間1位の半分程度の勢いで売れ続けているそうな。
その事に関して、前田裕二さんは感謝を示されながら、発売前の段階から綿密に計画を立てられており、
今でも、100万部に向けて50程度に及ぶ施作を温められているとのこと。
トーク中、刺さってきたのは『メモの魔力』でも要諦を成す、抽象化に関して。
前作『人生の勝算』は抽象的なワードを並べてしまい反省(=よほど意識の高い人でないと手に取ってくれない)があったところ
『メモの魔力』は具体+抽象の組み合わせで、多くの人たちに読まれるようになった一因があるとの分析。
抽象化を行う上で大事なことは、解決すべき課題を明確にしていれば、自然と抽象化を行うようになっていくと指摘。
なお、その中で前田裕二さんから紹介のあったのが ↙️
前田裕二さんが、とある書店業界の方と会食されている際に薦められ、「抽象化思考持っている人は面白い」どハマりされたとのこと。
また、ヒットさせるには大原則があり、
供給側と受け手側の境目を不明確にするということで、西野亮廣さんを例に上げてお話しに。
100分強に及んだイベント後半は、質疑応答に当てられ、地方議員の方が、地元の活性化策を問うたり、
『メモの魔力』を読み、メモの習慣化を始められた方が会を結成された中で感じられた疑問など。
前田裕二さんが回答された中で、お人柄を感じたのは、
「SNSは自分の写し鏡だ」と表現され、自分が投げた球を(批判を含め)受け止めることが、大事。
自分の振る舞い方によって、出来上がるコミュニティの質が決まってくるとのお話に、その社会に居るものの一人として留意したことと感じました。
愛の発信力&応援され力のループ
イベントを通じて感じたのは、前田裕二さんの愛情深さで、実際、それは本で語られている内容に、
こうしたオフラインで伝わっているせいか、『メモの魔力』が100万部売れるようにと
書店の方々であったり、読者が知恵を絞られる状況が拡散している様子で、
今風に表現すると「応援される力ハンパねぇ〜」なぁ と。
今回、前田裕二さんから直にお話しを聞くことの出来る最初の機会でしたが
トーク中、このようなリアルな場の重要性を指摘されていましたので、今回の学びの実践とともに、新たなる機会を楽しみにしたいと思います。