みうらじゅんさんの『通常は死ぬ前に処分したいと思うであろう100のモノ』を読了。
携帯端末操作時、タイミング良くサイン本入荷情報に接し
入手していた著書。
本書は
“「いる」、「いらない」は人によってそれぞれなのだ。
私にとって「いるもの」は、とても違和感を覚えるもの。「みんな違って、みんな変」が理想なのである。
もらった者が困惑するもの、すなわち土産物界のアウトロー「いやげ物」を、集め、捨てない修行(またはプレイ)を長年やってきた。
本書では、そんな「いやげ物」の中のエッチ系商品や「お世話になった」本やビデオなど「いやら収集品」と呼んでいるものを紹介する。”(p3)
と「はじめに」で説明され、一文のとおり(近年の)電波では扱えぬアダルトな品々主体(ex. 馬の交尾テレカ、セクシー耳掻き)に1から100へと、大抵の読者の想像の上をいく商品群について
それぞれ入手経緯、思い(入れ、後悔)などが語られていく中、
” うちの仕事場にはそういった接待用捨てないモノがわんさとあったのだが、数年前に、これでは肝心の仕事をするスペースがないと、とうとう倉庫まで借りることになった。”(p78)
に、
” 僕はいつも、できる限り実用性のないものを探している。
そりゃ、人間だもの。必需品は誰に勧められなくても買う。その一方で、この先もずっと必要ないだろうと強く感じるもの(「いやげ物」などの類い)を目の前にした時、俄然ハッスルしてしまう性分なのだ。”(p136)
といった次元、対象は異なれども側からみれば「なんでこんな物を・・」と思われがちな物を(含め)手元に引き寄せてしまう収集癖を持つ者の一人として、興味深く読まされたクセ強過ぎなコレクション集 ^0^/ でありました〜