時節柄、年中行事といえるものが少なくなってきてしまいましたが、2年前(2019年)の10月末にみうらじゅんさんの高円寺フェス トークイベントに参加して以来、
夏の暑さひと段落して、次第に秋を感じてくると「また今年も・・」の思いにさせられる催しで、チケット売出し日の争奪戦に晴れて入手叶い、3年連続3回目の参加。
気心知れた長い付き合い、立場異なる得意分野で・・
2021年のお相手は盟友ともいうべき山田五郎さんで、
序盤はみうらじゅんさんの手元にストックされていた山田五郎さんと一緒に写っている写真などを大写しにして
思い出せる範囲で当時の状況を回想し、その何れもがコスプレ姿であったという ^^
そして本編は!?みうらじゅんさんが世界堂でキャンバス(F10)を購入してきて絵を描くようになり、だいたい1ヶ月で54枚描き上げてしまったとのことで、
美術に造詣が深く、著書も複数発表されている山田五郎さん相手に次々と作品が披露されていく流れ。
みうらじゅんさんは笑ってもらうつもり作品を紹介するも、前々からみうらじゅんさんの作品にアート性を感じ、そのことを本人に指摘していた山田五郎さんは
久々に見たその作品群によりその思いを強くし、みうらじゅんさん「目が見えなくなってきた」との発言を受け、
従来輪郭で描かれていたものが、タッチで描かれるようになり「残念ながら上手くなっている」と(笑)
残念ながらというのはネタになっていないとのことで、「現代芸術の文脈の中では立派にアートになっている」との見解。
確かに、みうらじゅんさんらしいモチーフ(カエル、仏像、天地茂さん、ボブ・ディラン etc)がコラージュされ、そのバランスが唯一無二な雰囲気を醸していて、売り物だったら「欲しいな」と感じられる作品もちらほらと。
年一の唯一無二な浅からざる世界
実際、それらが市場に出る計画はなく、冷マ(冷蔵庫マグネット)で世に出されるプランを述べられたところが、みうらじゅんさんらしかったですが ^0^
みうらじゅんさんの思惑は外れ?ながらも、長い付き合いから絶妙なコンビネーションを発揮されたお二人のトークの応酬、終演を迎えたのは当初の予定を20分程度押して計約135分。
次回(13回目?)のゲストは誰になるのか明らかではありませんが、唯一無二なる世界観に「また、来年も!」の思いを強くさせられた濃いぃトークイベントでありました〜