新日本プロレス 内藤哲也選手の『週刊プロレス』での連載が、単行本化された『手のひら返しdeあっせんなよ 内藤哲也のホンネ論』を読了。
先頃、発売された自伝のサイン本入手を試みるも・・
箸にも棒に掛からず、人気の絶頂ぶりを知るに至り、
「何か他(の著書)で・・」と物色していた際、本書のサイン本に巡り合った経緯。
唯一無二なるあやかりたくなる世界観
本編前の「まえがき」に、
” 内藤選手がよく使うスペイン語とその意味
・トランキーロ(落ち着いて)
・パレハ(仲間)
・オクバード(忙しい)
・デスティーノ(運命)
・カンサード(疲れた)”(p3)
とあり、いきなり世界観の断片に触れた思いとなり ^〜^ 本編に入ると・・
” オレはもう一回人生をやり直せたとしても、新日本プロレスのプロレスラーになりたいと思っているんで。”(p16)
に、
” 内藤選手が、棚橋ファンだったのは有名ですけど、本人仕様のタイツまで作っていたと(笑)”(p120)
と、新日本プロレス加入前の学生時代から遠征を含め試合会場に足繁く訪れていた溢れていた新日本プロレス愛に、
” もちろん勝ち負けが一番大事だと思ってますけど、誰よりも注目が集まるのは実際、内藤哲也なわけで。”(p186)
とプロレス界を背負っている自負に、それらが嫌味のない感じ、文字通り、代名詞?のトランキーロっぷり、自然体で伝わってきて、
試合観戦歴は僅かながら、その人気は日本に止まらず、海外でも浸透していることが、本書全編を通じてよく伝わってきました ^^
現代プロレス フロンティア
本が出版されたのは2019年12月で、主に連載担当者(=パレハ)との対談形式で構成(巻末にトークイベント録)され、
2017〜2018年頃の試合の振り返りや海外遠征時のこぼれ話しや、ご家族の話しなど。
当時の新日本プロレスの状況が頭に入っていたら、本をより楽しむことも出来たでしょうが、
プロレス界で一人勝ちとも聞かれる新日本プロレスの人気を中心で背負う内藤哲也選手のちょっと今までのレスラーと異なった世界観に、好きなことで突き抜けている生きざまが、読んでいて少なからず心を弾ませてくれました 〜