TVの情報番組等でお馴染み脳科学者 中野信子さんの著書
『世界で活躍する脳科学者が教える!世界で通用する人がいつもやっていること』を読了。
本書は中野信子さんが学ばれた東京大学、東京大学大学院(博士課程)をはじめ
世界の全人口で上位2%の知能指数に入る人のみが入会を許されるMENSAの活動を通じての会員との交流に、
世界で評価され、活躍しているビジネスパーソンなどとの出会いから、
将来に絶望して自ら未来を閉ざしてしまう人たちがいる一方で、活躍している人たちに・・
” 逆境も自分の味方にして、したたかに生き抜いていくのが、「世界で通用する、本当に賢い人の要件」”(位置 No.22)
” 「『世界で通用する頭のいい人』というのは、ただの秀才ではない」。
例えば彼らは、「空気を読まない」「敵を味方にする」「ストレスを自分に与える」など、
ちょっと非常識だったり一見大人げないことをしてみたりすることで、周りを自分のペースに巻き込んでいく力を持っています。”(位置 No.30)
といった共通項を見出され、本書でこれら(の共通項)を深堀されたり、脳科学の見地から裏付けに言及されたり。
周囲を「自分に」合わせる視座
例えば、「空気を読まない」ということに関しては
” 「自分の得意なものが何なのかをよく知っており、自分が苦手なことはやらない」”
つまり、「周囲に自分を合わせるのではなく、周囲が自分に合わせるようにする」
・・・中略・・
苦手なところを克服するために時間や労力を使うのではなく、自分の得意なところをブラッシュアップするために使うのに徹していました。
そして、「これはできそうもないな」という部分は、自分でやることを避けていました。得意な人を探してその人に任せるという方法で、苦手なところをカバーしていたのです。”(位置 No.106.114)
といった具合。
このような世にいう頭の良い人たちが実践している事例が様々紹介され興味深いので、回を改めて再び本書について取り上げたいと思います。