中田敦彦さんに学ぶ(誰もが)天才を自覚し、自分を輝かせていく方法:『天才の証明』読了

オリエンタルラジオ、RADIO FISHの中田敦彦さんの著書『天才の証明』を読了。

先日参加した入手した(中田敦彦さんの)講演会で入手した一冊。

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読み始めて早々「分析力が凄いな」と思っていたら

”私は「物事る力」には自信がある ” (p40)

と本人の自覚もあるようで、一旦『武勇伝』で世に存在感を示した後、『PERFECT HUMAN』で再びブレイクするまでの戦略、試行錯誤などが、よく描写(言語化)されています。

 PERFECT HUMAN RADIO FISH x NEWS 

このことは本書出版の動機にもなっており、

”『天才の証明』なんて偉そうなタイトルをつけて、自分の考えを本にまとめたのは、『PERFECT HUMAN』が多くの人に受け入れられたことで、

壁にぶつかりながらも私が考えて実践してきたことが、同じようにもがく誰かの背中を押せるかもしれないと思えたからです。”(p198)

また、一連の経験から読者へ向けて

”すべての人間が自分にしかない才能を備えています。だから、自分なりの闘い方を見つけ、自分が評価される場所を探し続けていくべきです。”(p5)

”私は、「あなたは変わらなくていい」と言いたい。あなたは今のままで、進む道やルールを変えてみることに知恵を尽くしてほしい。その努力を諦めないでほしい。”(p5)

“限られた時間の中で、どこに力をつぎ込むかの取捨選択が大切。捨てていく作業こそが、自分にとってのオンリーワンを見つけ、伸ばしていくことです。”(p40−41)

”「長所を伸ばす」。よく言われることですが、私は長所を精緻に見つめて、徹底的に伸ばすことに注力します。短所は矯正しようともしません。”(p46)

” 自分自身でも最近実感し始めたのは、「リスクを取った人間こそが、大きな成果を得るのでは」ということです。”(p99)

といった示唆が本の中で点在しており、これらの言葉、指摘が、染み付いてしまった思い込みを気づかせてくれ、本を読み進めるほど読み手の心をラクにさせていってくれます。

新しい視野と思考を手に入れるヒント

また、本の構成も

第1章 誰もが天才、まず自分を分析せよ

第2章 自分を変えるな、ルールを変えろ

第3章 空気を読まず、時代をつかめ

という章立てに、各章内に7〜13の項目(04 人の意見は聞きすぎなくていい、09 うまくいかないのは悲劇ではなく前進 etc)が各6ページ程度にまとめられており、読みやすいです。

講演会の際、藤森慎吾さんは本書を「2時間くらいで読める」と、本書の読みやすさに言及されていましたが、

その通りで、さまざま変化を掴むためのヒント(考え方)が点在し、それらが中田敦彦さんの経験に基づいたもので

自分の感性にフィットしたところを深読みしていくと、本書の重みが増すように思い、多くの人の助け、参考になる一冊であるように思います。


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