「泥酔と発酵」と冠された
『発酵野郎!』(新潮社)『人生に大切なことは泥酔に学んだ』(左右社)W刊行記念 トークイベントに参加。
登壇は『発酵野郎』著者 鈴木成宗さんと『人生に大切なことは泥酔に学んだ』著者 栗下直也さんのお二人に加え、
ゲストで成毛眞さんのお名前もあり、
昨年(2018年)読んだ『amazon 世界最先端の戦略がわかる』が印象的であったことから
「サイン貰いに行こう」といった軽い動機から参加を決心。
溢れる熱量
そのような経緯からトーク本筋のバックグラウンドなしで迎えた当日でしたが、冒頭、鈴木成宗さんが、
ご用意されていたスライドに沿って、ご自身が辿られてきた足跡に、経営されている伊勢角屋麦酒での取り組みについて説明され、
「熱い生きざま」が早々に存分に伝わってきて、俄然、姿勢が前のめりに ^^ それは例えば
高校時代、酒、タバコ、麻雀に明け暮れた日々への反省から、縁もゆかりもない地の東北大学に進学し、
空手部で毎日血尿が出るまで稽古を積み重ね、
上級生となり、今度は「微生物愛」に目覚め、毎日午前様となる研究生活に明け暮れる日々を過ごされたこと。
ご実家が、二十代続いてきた伊勢のお餅屋さんながら、家業を継ぐ立場で傾注されたのはビール造りで、
苦難の時(2年間、給料無しetc)を経て、やがて世界に認められるまでになったそうな。
受賞時は、世界に認められれば売れるとお考えであったものの然に非ず、
そこから経営の勉強を始められ、試行錯誤を重ね、今日に至っているとのこと。
上記、簡単にお話しを聞きながら走り書きしていたことの抜粋ですが、対象書籍を購入したので詳細は『発酵野郎!』から接近したいと思います。
ビール造りを気軽に楽しめる文化を
出来に満足することなければ、社員が「売り物になる」と進言しても、妥協することなく8,000ℓに及ぶビールを捨てられたこともあったそうな。
今、力を入れておられるのは、家庭で気軽にビール造りを出来るようにと日本ホームブルーイング協会を立ち上げられ、関係各所との折衝を始められているとのこと。
他方、栗下直也さんは開演前から泥酔モード(一歩前?)で、本領を発揮されている模様でしたが、
著書⬇︎に込められた思いは、
後世に名の残している偉人たちも酒の席では数々の失敗を犯していると ^〜^; だから遠慮なく泥酔を楽しみましょう、といった。
日々を豊かにするお酒の世界
休憩を挟んで、成毛眞さんが登壇され、参加者のお一人であった麻木久仁子さんを含め各々のお酒での失敗談の数々に、
成毛眞さんが立ち上げられた書評サイトHONZ に絡むお話し等々。
お開きとなった頃には22:00を過ぎていましたが、そこは休前日(=「即位礼正殿の儀」前日)の開放感で、
私を含めその場に居合わせた皆さんビールを飲みながら、夢のあるお話しに、浅からぬビールの世界に、
成毛眞さんがトリガーとなっての一夜でしたが、
何より鈴木成宗さんの真っ直ぐで熱い生きざまに触れることが出来たことに大いに爽快感を覚えたイベントでした〜