先月(2018年3月)読了した
LOUDNESS 二井原実さんの自伝『真我 Singer』刊行記念イベントを二件はしご。
一本目は13時から紀伊國屋書店新宿本店。
開場(12:45)15分ほど前に現地に到着すれば、10名ほどの順番待ち。やがて案内され、2列目サイドを確保。
二井原実さんとリットーミュージック松本社長と対談形式。
登場するなり、二井原実さんが「お尻の穴まで全部見せた感じ」と、生きている間に書かれた自伝(本書)に間してひと言。
トークは、松本社長が用意された本に挿入されていた写真を引き伸ばしたパネルを用いて進められ、
イベント開始前の説明でトークの時間、30分と説明されていたものの
話題のとっかかりは新生児の時に撮影されたもので「そっからかいっ!」とツッコミを入れたくもなりましたが(苦笑)
予定されていた30分の中でTHUNDER IN THE EAST制作時のエピソード(プロデューサー Max Norman:マックス・ノーマンとバンドとの緊張状態 etc)まで。
高校に入学し、校友となった(Earthshakerの)シャラこと石原愼一郎さんに「音楽本格的に楽器くらい買わなきゃ」と、
ポケットの中に小銭に入れて時分、20万円のベースを購入することになり、当時の感覚では2,000万円の感覚であったそうですが、
肉体労働も厭わず、駅の痰壷掃除に夜、暗い山道を一人駆け上がっての清掃など、
(この辺は本になかったような・・)側からみると気合いの入った昔話しも、二井原さんご自身は今、思い出しても「怖かったぁ」とリアルに振り返られておりました。
また、印象的であったのは更に遡っての小学生低学年の頃のトピックで、小学生に入学したての頃は「(何をやっているんだろうと入学した)意味が分からず」さながら地球に迷い込んだ宇宙人の心境で、勉強に宿題をした記憶が一切なく、成績表はオール1。
ある日、学校に親とともに学校に呼び出され、特殊学級を薦められるまでに。
小学三年生となり剣道を始めたことから、社交性が芽生え、四年生からは眠りから覚めるが如く、勉強に取り組むようになり、周囲に追いつくことになったそうな。
LOUDNESSに関した話題で非らずも、二井原実さん個人のお話しが興味深かったです。
その後、定員50名であったかと思いますが、各自持参していた対象書籍へのサイン会に移行し、終了。
Earthshaker脱退後の遺恨とRonnie James Dioとの交流
続いてはやや間隔が空き18時開演で、場所はジュンク堂書店池袋本店。
今回も二井原実さんと松本社長の対談形式。ただ、トーク時間が若干長めとのイントロダクションから、結果的には45分。
てっきり、紀伊國屋書店の展開を受けて、THUNDER IN THE EAST後のお話しからかと思えば・・
今回も、新生児の時から(笑)重複する話題も多かったですが、時間が長かった分、話しも深掘りされて
例えば 大学2年生の特に、ソウルミュージックに目覚め、シャラさんにハードロックとの決別を宣言してEarhshakerを脱退したものの
程なくLOUDNESSに加入して、そこから2年後にハードロックのフェスティバルでEarthshakerと一緒になる機会が訪れ、
二井原実さんは(シャラさんに)土下座して詫びをして許しを得たようですが、Earthshakerがブレイクするまでの間のシャラさんの怒りは相当であったとか(笑)
また、本でも紹介されているRonnie James Dioから(付き人的な立場での)ツアー帯同のオファーを受けるも、
SLYのツアーと重なって、夢の期間が実現しなかったことの話しがお二人のツーショットから話題に上り、
オファーが出された経緯は、二井原実さんが切々とDioに対して敬意、称賛の言葉を並べてのことを受けてのことであったと。
仮にスケジュールが空いていて、帯同が叶う状況になってたら?の as if の問いには、「奥さんのWendy Dioが許してくれなかったかなー」なんて、また一つ壁があったかのご意見もありました。
こちらはトーク後に、サイン会ではなく、予めサインされた「真我 Singer」 のポストカードお渡し会。
双方、早々に定員に達する人気ぶりで、どちらも出られたのはラッキーで、デヴュー前のプライベートなお話しが多く、この日一日で、だいぶ二井原実マニアの領域に近づけた錯覚を覚えました ^^;