芸人、絵本作家 西野亮廣さんの新刊『新世界』を読了。
(西野亮廣さんの著書で)今回もサイン本ということに食指が動いて購入。
おおよそ1ヶ月で3冊目となると、
これまでの出版物との重複も見られるものの、大枠で
第1章 貯信時代
第2章 オンラインサロン
第3章 新世界
という目次立てのもと、前半(貯信時代)
” キミの親世代は「働け」と言うかもしれないけれど、信用経済においては、「働く」の定義が、「お金を稼ぐ」から「信用を稼ぐ」に変わってくる。”(p77)
に、
” 「貯信時代」は、お金を貯めれば安心が得られた。しかし、貯信時代においては、「貯金」は機会損失だ。
「お金は銀行に寝かせておくぐらいなら、そのお金を使って一人でも多くの人を笑顔にして、信用を稼いでおいた方がいい」という流れになる。”(p108)
中半(オンラインサロン)は、西野亮廣さんご自身のオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」運営経験に基づいて
” 究極は、スタッフが有料で、お客さんが無料というイベントを作ることができちゃう。
これまでの「お金」や「働き方」の常識が染み付いている人達からすると、もう、ワケがわかんないよね。
サービスを提供する側がお金を払っちゃってんだもん。
でもね、それぐらい今は「作ること」が娯楽になってきている。完成品を受け取るのではなくて、完成させるまでの苦労や達成感に価値が発生しているんだ。”(p157)
” 「西野亮廣エンタメ研究所」は月額1,000円。月に1,000円払って、ボクの挑戦の失敗の原因と被害額を知りたい人がいる。
その人達が支払ってくれる月額1,000円で、オンラインギャラリー『プベル』の開発&運営費を払う。
『しるし書店』なんて最たるもので、『しるし書店』単体では黒字化できていないんだけど、
『しるし書店』をやって、その裏側の数字を開示することで、オンラインサロンの会員が増えて、そこで運営費は回収できている。”(p221-222)
そして、後半(新世界)では西野亮廣さんが
” その人の信用度と、その人に寄せられる文字数は「そこそこ」比例する “(p309)
という仮説のもと開発に取り組んだ『レターポッド劇場』に関しての舞台裏に関して言及されています。
時代の変わり目の目の付けどころ
「お金」から「信用」へシフトしていくことは、岡田斗司夫さんも
かねがね指摘されていたことで、西野亮廣さんも本書刊行前から指摘されており、
新時代を生きる上で、頭の中のマインドセットの切り替えが求められていくポイントとなるでしょう。
オンラインサロンに関しては「独自の経済圏を創る(持つ)」発想と捉え、階段に例えると段数が多い感じは否めませんでしたが、
多勢のちょっとを先を走っている(であろう)西野亮廣さんの景色の一端を感じられる書籍で、
特に感じたことは新時代への過渡期、胎動ですねー