作家 西尾維新さんの『キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘』を読了。
サイン本が争奪戦となっていた最中、タイミング良く入荷情報に接し、
入手叶っていた一冊。
興味を持ったきっかけはタイトルから匂ってくる独特のワードセンスにもありましたが、あらすじを裏表紙から転記すると・・
” 私立澄百合学園も通う玖渚盾、十五歳。「パパの戯言」と「ママの法則」を携えた「平凡な女子高生」が、人類最強の請負人・哀川潤に誘拐されて、玖渚機関の牙城「玖渚城」に届けられてしまう!
彼女を待ち受けていたのは、青髪青眼の少女たちとの邂逅と悲惨な殺人事件。
はたして盾は謎を解き、無事に帰還することができるのか?
新青春エンタの傑作<戯言シリーズ>、大団円の先の最新作、ここに結実!!”
というもの。
独特の文体に、予想していた通りの濃ぃめの世界観で、特に前半(一日目)は情景を頭に描くに苦戦しましたが、
後半(二日目)に突入しての
“「この事件には様々な要素と様々な謎がありますが、つきつめれば読み解くべきは、どうして近ちゃんの首が斬られていたのかという点につきます ー」”(p220)
謎解きに入ってからは慣れも出て、読み進めのペースも次第に上がっていきました ^^
解かれた封印?!
巻末の「アトガキー」に
” 完結して十七年が経過したシリーズに、続きなんてあるのでしょうか? “
との一文があり、前提、前段を掌握していればこその楽しみもあったでしょうが、同じタイミング(2023年3月)に西尾維新さん本を更に1冊『怪人デスマーチの退転』を購入しており、近日、新たな筋でまた独特の世界観に浸ってみることを楽しみにしたく思います。