野村監督こと野村克也さんが語った2018年のプロ野球界と監督の器:『番狂わせの起こし方』刊行記念 トーク&サイン本お渡し会 参加記

八重洲ブックセンター本店で開催されたプロ野球解説者 野村克也さんの新著『番狂わせの起こし方』刊行記念トーク&サイン本お渡し会に参加。

100名の参加者枠は早々に満席に

 19:00-19:30  トークショー

 19:30-1945  質問タイム

 19:45-20:15  サイン本お渡し会

という構成で、

拍手に迎え入れられ、野村克也さん登壇

トークショーでは2018年の順位予想に絡めて、セントラルリーグの監督のうち5名が外野手である点に言及、

話し始めると止まらない語り(incl.ぼやき)

「外野手に名監督なし」の持論を展開(頭を使う必要がない)されるところから始まり、次にダメなのがピッチャー(バッターしか見ておらず、視野が広がらない)だと・・

(2018年ペナントレース)順位予想タイム

そのような前段(12球団の監督をみると担い手がいないと結論)を受け、進行の方と掛け合いで辛うじて示された順位が

< セントラルリーグ >

 1位 読売ジャイアンツ

 2位 広島東洋カープ

 3位 ヤクルトスワローズ

 4位 阪神タイガース

 5位 横浜DeNAベイスターズ

 6位 中日ドラゴンズ

< パシフィックリーグ >

 1位 福岡ソフトバンクホークス

 2位 東北楽天ゴールデンイーグルス

 3位 埼玉西武ライオンズ

 4〜6位 予想不能

というもの。スワローズの3位は、ご子息がお世話になっているといった背景や願望が込められ予想もあり、

最後、予想一覧を見渡して「こりゃ当たらんわ」と自虐的な発言はありましたが ^^;

黒字左側の赤字が野村克也さんの予想

巨人は高橋由伸監督に対する評価は芳しくないものの、「巨人はそろそろ勝つでしょう」と、

ソフトバンクの1位(予想)とともに両チームに対する回答は早く、ペナントレース争いの中心に据えられているようでした。

その他では、ヤクルトスワローズの監督が「なぜ小川(淳司)だろう?」と

(ヤクルトスワローズ)球団在籍時、殆ど存在感を感じることなく、今の野球界が能力より処世術であることの代表例とブラックユーモア気味に語られていましたが

参加者から「今のプロ野球界に野村二世、監督をやらせてみたい人はいますか?」との質問に

<< 2018年2月10日投稿:画像は記事にリンク >> 宮本慎也さん(東京ヤクルトスワローズ)に学ぶ、弱者が強者に勝つための洞察力:『洞察力 弱者が強者に勝つ70の極意』読了

「タイプは違うけれども、宮本(慎也)には感性も思考力もあり、期待している(見てみたい)」旨の発言をされており、印象的でした。

その他、予定を5分ほど超過し、約50分に及んだトークショーで、生ぼやき、野村克也さんの視点を楽しむことが出来ました。

野村スコープ 2018

登場時、野村克也さんが来場者に「人間が絶対勝てないもの2つ。何だか分かりますか?」と質問され、

回答は「時代と年齢」だと。前回、私が野村克也さんのイベントに参加したのは

<< 2015年10月20日投稿:画像は記事にリンク >> 野村克也さんに学ぶ、人間学に基づく「本当の才能」の引き出し方:『野村の真髄 「本当の才能」の引き出し方』読了

『野村の真髄「本当の才能」の引き出し方』刊行時の2015年10月。

イベント対象書籍『番狂わせの起こし方』を手に撮影タイム

当時から加齢された印象は否めませんでしたが、ぼやきに代表される野村克也さんらしい語り口は健在で

トークショーでは夢を持つことの大切さ、「見てる人は見ている」など、人生訓に対するお話しもあり、

再び本書で野村克也さんの視点、お考えに浸れる時間が楽しみです。


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