荻原浩さんが描いた、小説にしか描けない、脳と心 の世界:『海馬の尻尾』読了

直木賞作家 荻原浩さんの『海馬の尻尾』を読了。

先日、中間記を書いていた時点では、

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> 後半に突入していくに従ってペースアップと予測され、

と書いていたものの、

実際は花粉の影響で体調最悪期に突入、、。この状況で、500ページクラスの本を読み上げるの「パワー要ったなぁ」の実感も、

主人公の

” 他者に対する共感力の欠如、感情的情報の処理不全。”(p.75)

が、後に実験棟と分かる潜伏先 精神病院での患者同士の交流から柔和していくプロセスが伝わり(→共感)、

映画『明日に向かって撃て!』を彷彿とさせられるラストシーンまで、

描写されている登場人物の細かなレベルまでの心の動きまでは追いきれなかったものの

読み切るまで予想出来なかったエンディングに至るまで、しばし本の中で描かれた世界(非日常)に浸ることが出来ました ^^


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