DVDレンタルで「コーヒーをめぐる冒険」を視聴。
先月ころから気になっていた作品で、見ようと思っていたものの「24 リブ・アナザー・デイ」が挟まり、このタイミングでの鑑賞。
ドイツ映画って、どんな世界観だろう・・
ドイツ映画と聞いて、イギリス、フランス、スペインくらいは身に覚えがあるものの
「ドイツは、どうだろう・・」と、少なくとも意識レベルではゼロ。
監督のヤン・オーレ・ゲルスターは本作でデヴュー、ドイツアカデミー賞で作品賞を含む6部門受賞に与ったとの事。
▪️「コーヒーをめぐる冒険」予告編
興味を持ったのは映像がスタイリッシュで、ジャンルがコメディーという事。更に、いつレンタル店に足を運んでも
本作の貸出率が高かった事。以下、ちょっとネタバレを含みます m(___)m
ドイツ青年の冴えない日常
結果としてコメディーというよりは、ついていないドイツ人の日常を淡々と描いたという印象。
毎朝、コーヒーを飲んでいる(であろう)習慣の主人公が、(コーヒーを)飲み損ねた事がケチのつき始めで
以降、冴えない事が続いて、挙句、ふと知り合った老人の最期を看取る事態にまで。
「だいたいヨーロッパ映画って、こんな感じだよなぁ」と、可でもないかわりに不可でもないという。
特にドイツ人からみたドイツ人の何の変哲も無い日常が映像から伝わってきて
(コメディの面白さではないものの)本作から学べる面白さはあり。
ヨーロッパ映画と私
個人的なヨーロッパ映画に対する思い入れは、「男と女」「死刑台のエレベーター」「TAXi」など
「TAXi」が入ってくると幅が広くなりますが(笑)
全体的にフランス映画の印象が強く、他で印象的なのはスウェーデン映画の「マイ・ライフ・アズ・ア・ドッグ」で
評判を聞き付け、描かれた世界観にハマり、友人に勧めたり等で、
ロードショー時、日比谷シャンテに2回足を運んだという懐かしき思い出。
「コーヒーをめぐる冒険」で、ドイツ映画の他のヨーロッパ諸国との違いは感じられなかったものの
モノトーンでスタイリッシュに描かれたドイツは
従来の自分自身にあったドイツ(ロケ地はベルリン)のイメージを変えてくれた部分も少なからずあったように思います。