小沢一郎代議士に学ぶ夢、壮大な目標の大切さ

成るか、大物との周波数合わせ・・

小沢一郎衆議院議員の政経フォーラムに参加。4月に続いて2度目。

>>  ジョン万次郎の生涯:小沢一郎政経フォーラム その壱 <<

>>  頭にある思いは、いつか具現化する:小沢一郎政経フォーラム その弐  <<

招待状が届いた際、「前も出たし、今回はいいかなぁ」なんて思ったものの

池松耕次さんに「(成功したければ)成功した人と過ごす時間を増やせ」との助言が思い起こされ、出掛けていった次第。

今回もポールポジション

開演時間ギリギリの到着となるものの、最前列中央が空いており、そこに座ったと同時くらいにスタート・・

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最前列中央の迫力

まず、小沢代議士から昨日閉会した国会について、閣議決定された「集団的自衛権」に関しての(反対の立場)言及や今後目指すべき政治の枠組み等、20分程度の講話があり、

ゲスト講師の奈良女子大の小路田教授「立憲民主主義の日本的起源と課題」と題された講演に移行。

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小路田泰直教授

未来は歴史に学ぶべきもの

まず、昨日の集団的自衛権の閣議決定の話題が取り上げられ、安倍首相は本来、改憲を念頭に動いていたと思われるが

様々な圧力がかかり、今回のような決着に至ったのではないかと推察。

民主主義の導入の背景には、人間の能力が古来から徐々に低下してきて同質化が進んだとの認識があり、

大切な事は皆で話し合って決める場を持つ必要性が出て来て、議会創設の背景となり、時代は鎌倉時代まで遡る。

そこで重視される事になったのが世論で、利害の調整が図られるなどしたが、1つの意見に集約する事は容易ではなく、

鎌倉、室町時代には裁判が多発していたそうな。変えられるべきものは適宜、変更された。

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モニターを使っての熱演

但し、20世紀に入ると時代の変化が早くなり、民主主義の制度しての維持が難しくなった。

古事記など古くから残って来ているものは「良いもの」として伝承されている、古人の知恵との見方もでき、

例えば「憲法」の場合、その世代の人の判断で変えられるべき類いではないとの事。

人の価値観は、現在だけでなく過去からの呪縛も有り、それは多くの人が先祖の遺品を容易に整理出来ない事で指摘される。

小路田教授は、個人的と前置きした上で、歴史に偶然は無く、全て必然に基づいて起こっているとの事。

国際的にみて、日本は大学に歴史学部が置かれないなど、他国と比較して歴史を重視していない側面があり、

日本が直面した状況を踏まえ、歴史を学ぶ事の重要性について言及されておられました。

今回のように、大学教授の話しを聞く機会は久方ぶりで、講演の内容は一般教養と分類される内容と思いますが

即、役に立つ事とは言い難い面はあるものの、系統立てた話しをうかがうと普段、自分の理解の及んでいる範囲が表層的である事を知らしめられ、

社会に出られてから「一般教養」の重要性を説かれている方は、作家の佐藤優さん、メールマガジン「平成進化論」著者の鮒谷周史さん等々いらっしゃるので、その重みを感じる機会ともなりました。

直に感じてみる機会

続いて第二部は、隣部屋に移動して食事が用意された空間での懇親会。案内状に「代議士と写真が撮れる」とあり、その気満々(笑)

2回目という事もありましたが、やっぱり先の講演の時からほのかに緊張した感じ。

池松耕次さんの表現を拝借すると「思考の周波数が違っていると近付けない」との事でしたが、

日頃の舞台が違うと、やはり平常心を保つのは容易ではないですね。

それでも代議士のリラックスご様子にも助けられ、所与の目的達成。

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撮影直前には、前々回の衆議院議員選挙で政権交代に大いなる期待を抱いた私としては

冒頭の講演での内容にも関連して「是非また政権交代をお願いします」と発すれば、「おぅ。何とかしなければね(笑)」と想定にない感じな軽妙なやり取り。

当初、撮影時、笑わぬつもりも・・ 会話の余韻が手伝って、ちょっと力の抜けた状態に ^^

夢、壮大な目標のあるところに人は集まる

小沢代議士というと、世間的には「終わった」との見方もあると思いますが、会場には200人前後の参加があったものと。

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ビュッフェ形式の会食中の風景

「権力の座から離れても、平日これだけの人が集まるのはなぜだろう」と思案してみたところ・・

今でも「政権交代」という一般人では描けぬ目標をお持ちで、実現するしないは別にして

過去の足跡からの「何かやってくれるに違いない」といった期待感もあると思いますが、やはり「目標(夢)の大きさ」であろうと。

今をリーダーシップの時代と理解していますが、目標、夢で未来を描いてくれる人のもとに人は集まりますね。

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