先週末は空路、長崎へ。
いつ頃からであったか、「ローマ法王(現呼称、ローマ教皇)を見てみたい」「ローマ法王のミサってどんなだろう?」といったことを漠然と思っており、胸の内に秘めていたことから
昨年(2018年)から来日の噂が出てアンテナを張っていたものの続報が途絶え、「やっぱり難しいのかなぁ・・」なんて思っていたところ、9月に入り発表があり巡って来たこの機会。
ワクワクと雨の憂鬱
場所は(屋外の)長崎県営野球場で、数日前から雨の予報。
会場で傘は差せないとのことで「これはずぶ濡れだな」なんて覚悟を決め、早起きして羽田空港に向かい航空機へ搭乗。
東京も雨降りでしたが、
飛び立って雲の上に出れば、広がっていたのは一面晴れやかなる世界。
但し、着陸へ向け降下を開始すれば・・ 絶望的な一面の雨雲で、
いよいよ!という思いに、装備が甘かったことから会場に入る前「雨具を買わなきゃなぁ」と、、 複雑な心中。
長崎空港→長崎市内
空港(住所は大村市)からバスに乗り、補助席を含め満席となった車内から聞こえてくる会話から日本全国的、海外からも集結。
30、40分乗って、長崎市内に入れば、何と!晴れ間ものぞいて希望を見出されました一方、
バスの進行速度が警備が厳重さから急激に低下し、今度は「間に合うのかなぁ?」と。
厳重なるセキュリティから過ぎる不安
一番ハラハラしたのはバッグにノートPCを入れていたことと、金属探知機の問題。
傘が持ち込めないとのことでセキュリティゲート前に大量に放棄されていましたが、
「PCは預かってくれるのか?くれないだろうな・・」と、「ダメならどう(判断)しよう・・」とか、いろいろと道中に雑念が入り込みましたが、
結局、不安に思ったことは何一つ現実化せず ^^ 若干余裕のあるタイミングで着席。
その頃は一面の青空で、むしろ西日が強く、ミサに参列している時から日焼けを感じた次第。
10月22日の即位の礼の時も雨天であったところ、絶妙なタイミングで晴れ間が広まったことが話題になりましたが、
「こういう時って腫れるものなんだなぁ」と。着席して20分くらいだったですかね、
その場の雰囲気に馴染んだところで、アナウンスが流れ「いよいよ始まるぞ」と ^^
目の前のローマ教皇
まったくミサの進行に関して情報を承知していませんでしたが、
オープンカーのようなパパモービルに乗車して、ローマ教皇が場内に登場。
ローマ教皇ミサ@長崎県営野球場(2019.11.24)
イメージしていた神々しい姿というより、ロックスターを感じさせられる第一印象で、
途中、セキュリティから担ぎ上げられた子どもにキスをしたり、頭を撫でたり。
アリーナ席をぐるっと走られた後、ミサに移行(そこからの撮影は禁止)。
長崎と日本に込められた教皇の思い
ここからは一転、ピリッと引き締まった雰囲気に、荘厳さも。
ローマ教皇がお話しされる場面では、長崎に思いを込めた箇所に、「我々は今、楽園にいる」なるフレーズもとても印象に残りました。
最初から最後まで約2時間。登場する言語もタガロク語、ベトナム語などを含め複数に及び
世界から集まっている感じに、この場から世界に広がりゆく感覚も持ちました。
ミサの最後を迎え、ローマ教皇が退出するにあたり、自然発生的に沸き起こった拍手に、
遠路、日本、長崎まで來訪頂けことの感謝と同時に、ローマ教皇の存在感、役割の大きさといったことにも思いを及ばされました。