振り返れば、5月以来の月は始め1日は映画館へ行っており、今月(11月)は9月に「ミッション:インポッシブル」を鑑賞した際に
館内でロードショー予定を知った「マイ・インターン 」.-
鑑賞の決め手はキャストの中にロバート・デニーロ(Robert DeNiro)の名前があったというだけで、
話しの内容は分からずともロードショー初日が10月10日と出ていたため
その時は「映画の日(=11月)まで、やってるといいなぁ」と、その程度の情報を頭に止めていた次第。
リアリティある感情移入しやすい設定に、奥行きを実現するキャスティング
ロバート・デニーロ主演といえども、(ロードショーとなっても)内容次第では2週間程度で終わってしまうこともあり、
映画の日(=1日)が近付き、「どうだろ?まだ、やってるかなぁ〜」と、1週間前くらいから映画館サイトにアクセスして・・
「よし、大丈夫だ!」と迎えた当日。実際、劇場へ足を運んで見ると劇場内で一番大きなスクリーンでの上映となっており、
相手方に当代きっての人気女優アン・ハサウェイ(Anne Hataway)が主役に顔を連ねていたせいかと思っていましたが
映画を見終えての感想は、話しの設定に無理なく、役者それぞれん力量から登場人物のそれぞれに感情移入をしやすく、
映画としてよく完成されていることを実感。上映時間121分と、やや長めの尺ながら
▪️「マイ・インターン」予告編
感情が入りやすい分、終わって感じる名残惜しさのような感覚もありました。
引退後の高齢者の悲哀、掴んだやりがい、全てを包み込む温かさ
話は、自分の趣味で始めた女性起業家(アン・ハサウェイ)が創業後瞬く間で事業を拡大する中、
社会貢献の一環として、高齢者採用が発案され、そこに軽い動機で始められた制度に展開される思いもしなかった展開の数々。
あらゆるタイプの人物像を演じてきたロバート・デニーロにとって、今さら新境地といった表現も当てはまりづらいと思いますが、
近年の過分な役作りを必要としない等身大のキャラクターを名優と評価される領域の演技力に、キャリアの長さも相まって落とし込まれた人間性などが相まって
映画に相応の深みを与えていたと振り返ります。また、ロケ地の選択であったり、各シーンで用いられているインテリアであったり、背景であったり、
場面、場面で用いられる絶妙で洒落れたサウンドトラックであったり、もろもろ監督のセンス、作品を通して漂う上品さも印象的で
ここ数年の(ロバード・デニーロ)出演作の中でも印象度が強い作品として、記憶に留められるように思いました。
近年の出演作の中でパッと思い浮かぶところでは、「マラヴィータ」が頭に浮かんできましたが、
▪️「マラヴィータ」予告編
同作と比較すると、誰でも安心して観れるという点で「マイ・インターン」は人気を博しやすいであろうと。
今回、日曜と映画の日(各月1日)が重なるという巡り合わせながら多数の動員力を発揮しているのもよく分かるクオリティで、
働く女性には特に共感される一本と思いますが、他でも、さまざまな立場の人にオススメしやすいタイプの作品です。