『ホワンの物語 成功するための50の秘密』を読了。
数日前に中間記 ⤵︎ をアップロードした際は、
週明けの読了を想定していましたが、
ストーリーが良い具合に盛り上がってきたのと、時間が取れたこともあり一気に最後まで。
前回(中間記)から読み進めた教訓を章のタイトルから拾うと・・
8 お金を増やす(お金は大切なもの。ただし、人生の質を高める肥料にすぎない。)
9 チャンスを掴む(自分が自分の雇い主となる。他人のために働いていたのでは、たいした金持にはなれない。)
10 本当にしたいことをする(自分に向いている得意なことをする。君は何が一番欲しいのか、何を一番やりたいのか。)
11 富をわかちあう(余裕ができたら他の人が豊かになるためのチャンスを与える。)
12 魂の富に目覚める(自分自身を愛し、世界を愛する。助けてくれた人々にお礼をすることを忘れてはならない。)
13 尊敬の心の富(自分のまわりのすべてを心から敬う)
14 先見の明(将来を見とおす目をつちかい、直感を大切にする)
15 真実を知る(うそは身をほろぼす。自分にも他人にも正直になる)
16 成功(自分で努力することによってのみ、本当の成功は達成できる)
17 遺産
という流れで話しが進行。
後半に進むに従って登場人物が増え、舞台がメキシコであることから人物名も馴染みが薄く
「あれ、この人、どんな人だっけ?」と混乱気味になるも、本の最後(エクトル・オルテガの成功の秘密)に
50の要点が整理されており、細かなことを気にせずともページを進めていって問題なく。
主人公の成長と共に、学習できること
頼るあてもなく、一頭のロバと共に旅に出た(経済的に)貧しい少年が、
道中での出逢い、社会経験を通じて、人生及び経済的成功を掴んでいくまでを描いたのが大づかみの話し。
上手くいきかけたと思えば、大人の洗礼有り、色恋有りと盛りだくさんですが
印象的な件を引用すると・・
” アイディアや機会が自然と君の前に現れてくる。そうしたら、それをよく調べ、分析し、それに対して創造的になることだ。
そして、危険がそれほど高くないとわかったら、決断するのだ」”(p167)
” 成功するというのはそういうことなんだ。どのようにして創造的な考え方をするかを学ぶことなのだよ。”(p219)
” 自ら進んで人を助けることは、よき人生哲学なのだよ。金銭的にむくわれなくとも、魂が受けとる報賞はすばらしいものがある “(p243)
” 心の富とは君のまわりのすべてを心から敬うということなのだ。世界に対する愛、人類すべてに対する愛、そして自分に対する愛だ “(p253)
” 先見の明とは、まわりを見まわして、将来どんなことが起こってくるかを見とおす力なんだよ。
成功して裕福な人々は、第六感(直感)というものを開発しているのさ ー ものを見る創造的な力だ ー そしてそれに従って行動する勇気を持つことだ “(p275)
” すべて起こることには理由がある。時には、人間の英知を超えた偉大な運命とも呼べる力が私たちの人生を導いていく “(p331)
これらのことがストーリーの進行と共に学べます。
学んではいたけれど、忘れてはいけない大切なこと
版権の関係とみられ、錚々たる方々からの賛辞を得ながらも、現在は絶版で、amazonで買おうにも高値となっていますが
(直近は平秀信さんの推薦のあった直後で過熱している側面も感じられ)古本屋に立ち寄った際、本書を見掛けるようなことがあれば、
今まで何となく学んできたことだけれども、より良き未来へ向け忘れてはならない大事なことが、読書を通じて整理され学べる一冊です。