ROLLYさんのYOUNG GUITAR誌の連載『ROLLYのロック・ギター異人伝』の書籍化第2弾『ロック・ギター異人館2 〜風雲編〜』を読み始め2日目で、36名のギターリストがフィーチャーされているうちの18人を読み終えたので、そこまでのおさらい。
本書が書店に並んだ春、内容は一昨年(2019年)に読んだ前作↓で
承知していたので、「サイン本が出たら(買おう)」と思っていたところ・・ 「あれ出ないのかな?」といった状況から半年ほど経過したところで
先月(2022年10月)末のROLLYさん登壇の高円寺フェスに合わせて購入に動いていた経緯。
既述のとおり、感じは前著で掴めていたので購入時はタイトルだけ確認してレジに持ち込んでいた経緯でしたが、
読み始め、最初に取り上げられているギターリストが、LOVE/HATEのJon E. Loveで、
” 実を言うとこのバンド、かなりの名曲揃いでしてね。特に僕は2作目推しなんですが、かなりかっちょいいバンドだったんです。”(p13)
との導入にコメントに、
Love/Hate – Wasted in America
私自身も思い入れを強くしているバンドで「おぉ〜」となった一方、「大丈夫?(反応する層が限られ)本売れなくなる?」との思いが過ぎったり ^〜^;A
tooディ〜プな言及から滲むロックへの造詣
本書のコアな部分では、
” とは言えソロの時は良いところにフラット5thの音を入れて怪しさを出すというペイジ的なプレイもあったりして、なかなかかっこいいんです。”(p14)
とギターリスト、プレーヤー目線での評価に、多くはマイナー、マニアックな人選。
メジャーどころでDEF LEPPARDがチョイスされるも、取り上げられたのはSteve Clarkでもなく、Phil Collenでもなく
” でも、1人忘れてはいないでしょうか。デビュー当時のスティーヴの相棒だったピート・ウィリスのことを。彼は出世作の『PYROMANIA』(’83年)を作っている最中にアルコールの問題でクビになってしまったギタリストでした。
・・中略・・
今回気付いたのは「ピート・ウィリスというギタリストはクセになるということでした。まず1曲目の「Rock Brigade」・・・このピートのソロ、よい!まるでスコーピオンズの『TOKYO TAPES』でウリ・ジョン・ロートが弾いていた「Backstage Queen 」や「Catch Your Train」のソロですよ!
しかも所々にジミー・ペイジも出てくるし、こういうフレーズを弾きたくて弾きたくてしょうがなかったんだろうけど、またバッキングのコードに全然合ってないというところがいいですね!”(p49/p51)
といった具合。コメントは更に続いていきますが、全項このような感じで、行間から溢れんばかりのロック愛に、今回も終始ニンマリさせられる読書となっています ^^
さながらロック好きが集まった飲み会で繰り広げられる内容で、そのディープさに私は口をあんぐりとさせられますが、期待に沿ったクオリティで、
中、後半に並ぶ見知らぬギターリスト列伝、これから目を通すのが、とても楽しみです lml