講演タイトル の
斎藤貴男さんx三宅勝久さんトーク&サイン会「マスコミの歪んだ世論づくり『大東建託の内幕』を題材にして」
にアンテナが立ち、当日申込で参加。
アンテナが立ったのは不動産業界在籍時、大東建託に耳馴染みがあったことと、
対象書籍の👇
書評を読んでいるうち、噂も度々耳にしていた大東建託の内情についてに興味を掻き立てられて(参加)。
告知されていた登壇者に急遽ジャーナリストの寺澤有さんも加わっての開催。
報じられないニュースの背後
結果として初めて耳にすることの多いお話し満載で、括りは重大事をマスコミが報じないという実態。
大東建託に関しては、三宅勝久さんが「誰が住むのだろう?」と田園都市の田舎町にアパートを建てる際に社員に過剰なプレッシャーがかかり、
重いノルマ達成のためにGPS機能付き携帯を持たされ24時間監視されたり、給与を得るために架空の契約がでっち上げられたり等々、
当然の如く、社員の入れ替えは頻繁で、中には命を絶ってしまう社員も・・
刑事事件化しても報道で氏名に加え会社員として表記されることはあっても、会社名が記載されることのないことに
(三宅勝久さんが)匿名の連絡を受け、インターネットで記事化したところ大きな反響を得て、それらが積み重なっていった結果の連載が一冊の本としてまとめられたそうな。
寺澤有さんのお話しは、安倍晋三首相が、かつて(1999年)下関市長選挙で対立候補に対して反社会勢力に選挙妨害の働きかけをして、後に見返りを巡って対立。
自宅、事務所などに火炎瓶が投げ込まれるなどの事件があったものの、3年に及んで逮捕者が出ることはなかった背景や証言、証拠があるにもかかわらず表沙汰にならなかった事情などに言及。
斎藤貴男さんは、2019年10月に予定されている消費増税に関して食品と新聞は税率が(8%に)据え置かれること言及し、そこに見え隠れする思惑についてお話しがありました。
行き場を失う不都合な真実
お三方に共通していたのは、先の『新潮45』の休刊に伴って、
大手でノンフィクションを扱う媒体が壊滅的であることの実態。
登壇されていたジャーナリストの皆さん、それぞれが取材した内容を記事として発表できる場が着実に減っていっており、
斎藤貴男さん曰く、効率の悪い単行本の書き下ろしに行き着かざるを無いと。
本来は雑誌の連載で、取材費が支払われ、 編集者が間でアポ取りをしてくれたりしながら、
やがてそれが単行本となり、詳しくなっていくうち、講演依頼等でサラリーマン並みの年収となっていくそうですが、
そういったプロセスを辿ることが広告主への配慮等もあり、次第に困難になっている事態に、不都合な真実が表に出ることも少なくなっていくであろう今後へ警鐘を鳴らされており、内容として突き刺さってくる感を覚えました。
斎藤貴男さん、
三宅勝久さんの著書(『大東建託の内幕』)を買って帰ってきたことから、
後日、読書を通じて復讐の機会を得ようと思いますが、
5月に参加した👆武田砂鉄さんx青木理さんのトークイベントで耳にしてきた内容より、より深刻さを感じてきた次第が何とも、、