榊原健太郎さん講演「ゼロから1年で世界とイスラエルと日本の架け橋になるためにやったこと」で感じた刺激に満ちた60分

昨年5月に、起業家のバイブルと言われる『社長失格』等でお馴染みの板倉雄一郎さんの講演以来

>> 板倉雄一郎さんに学んだ起業に再起に人生と <<

11ヶ月ぶりで、ひとじくイベントに参加。今回の登壇は、サムライインキュベートの榊原健太郎さん。

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榊原さんについて予備知識は無かったものの「ゼロから1年で世界とイスラエルと日本の架け橋になるためにやったこと」

のコピーに惹かれ、楽しみに迎えた当日。

まず、スクリーン「365」の数字が表示され、何の事でしょう?と質問され・・

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榊原さんの渡航前の英語力を示すTOEICの点数であったと。

このセミナーの要旨である「過去の実績、評価なんか関係ない、まず行動しろ」のメッセージが込められたもので

「過去は関係ない、今日からやりたい事をやって下さい。全てはやるかやらないか」と、冒頭から核心部分に。

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スケールの大きさから逆算される道筋

榊原さんの目標は「ノーベル平和賞を獲る」と壮大で、イスラエルを選んだ経緯は・・

世の中的にはイスラエルに「戦争の国」のイメージが支配的であるものの

人口1人当たりの指標で

・ベンチャーキャピタルの投資額:年4,000億円(日本 1,000億円)

・技術者、科学者の数

・M&Aの数

・海外のR&D 投資額/施設数

・新設企業数

・ノーベル賞受賞率

・フィールズ賞受賞率

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などで世界No.1。

Google、Facebookの創業に主体的に関与し、物事の発祥の多くがユダヤ系であること。

また、金融のプラットホームを抑えているのもユダヤ人で

世界的に浸透していくか否か、ロックフェラー、ロスチャイルドの2大財閥に如何に食い込んでいけるかがポイントである構造など

これらの事実が殆ど知られていない事を後支えに、ゼロ戦で突っ込んでいくような心情イスラエル行きを決意されたという経緯。

榊原さんの理解として、日本には1から10、100としていく力はあるが、ゼロから1を作る力はない。

方やイスラエルには、ゼロから1を創る力があり、そこを日本と上手く結び付けたいとの事。

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起業に関する環境は整備されており、テルアビブの街並みはイタリアを彷彿とさせるそうな

実践して上達していった語学力

ゼロ戦の件(くだり)は、語学力(英語)に関してや国を覆うイメージ(治安)であったりしますが

前者(語学力)に関しては、到着後2ヶ月間で50社くらい訪問する過程で、反省を踏まえながら、力をつけていったと。

*なお、イスラエルの母国語はヘブライ語で、日本人に聴きやすい(分かりやすい)英語を使ってくれるとの事

月間のアポ(イントメント)を50件取り付ける事を目標に、量をこなした面が語学力上達に効いたそうな。

=「アポを取りまくる」という感じ。

今では30分ほどの登壇を英語でこなせてしまうとの事。また、登壇を受けると必然的にやらなければいけなくなる効果もある。

なお、英語に関しては中学英語の領分を心がけ、短い表現、疑問系を用いず、語尾を上げるなどして対応。

部屋ではTVを流しておく。分からない事は流さず、分かったフリはしない。

また、Facebookにその日覚えたフレーズを投稿するなど、個人で工夫された所も多いようです。

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日本とイスラエルに架かる橋とは・・

 1日3発、計180ミサイル着弾の試練、、

治安に関しては、現地滞在から軌道に乗り始めたところで、ガザ地区との戦争が始まってしまい、、

日に三度、滞在地のテルアビブにミサイルが打ち込まれる事態に。ミサイル発射があると警報が鳴り、

1分30秒後に着弾するという位置関係から、警報音を耳にしたら、最寄りのシェルターに移動する事で安全を確保。

場所柄、そのようなインフラは整備されているようです。

榊原さんの体感で震度3レベルの衝撃で、イスラエルの人たちにとっては

いつ来るか分からない地震に対する恐怖の方が強い(イスラエルで地震があるかは未確認)そうな。

ここで追い風であったのは、開戦により日本企業の進出が10社程度あるそうですが、続々と現地を後にする中、

榊原さんは、使命をイスラエルと日本を繋ぐ事としており、帰る事は一切考えなかったと。

イスラエルには政府系機関の職員は2年ほどで帰国してしまうし、社長クラスの訪問もないので

榊原さんが代表の立場で、現地に居続ける事はイスラエルの人々にとって、強力なメッセージになったとの事。

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イスラエルにおける起業の特徴

イスラエルで差した光と立ち込めた影

5年は現地に留まる(除.一時帰国)との決意で、最初の滞在1年余りで

日本とイスラエルの首脳会談に2回立ち会うまでの展開があった反面、

中東を舞台に邦人人質殺害に起きてしまい、遠巻きにでも自身の影響力が関与してしまった事態に責任を感じておられるとの事。

榊原さんの自己分析で「つらい事があるほど、モチベーションは上がる」との事で

上記の出来事に対して「戦争を止めればいいんだ」「イスラエルの要人に交渉出来る立場になればいいんだ」と、解釈を前向きなものに変更。

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テルアビブで起業を実現するインフラは整備されている

イスラエルのブルーオーシャン

圧倒的なアポ組みに、週次で Samuraiナイトと称したイベントを開催されるなどの献身的な努力が奏功し、

まだ約1年の滞在ながら、起業家たちからの問い合わせは200件を超えるようになり、投資数は19件(累計25社)。

5年で100社を目標にされているそうですが、体感値としては3年くらい居る感じ。

観光の要所等、必ず訪れる場所が少ない場所柄、榊原さんの下へは必ず訪れるべきポジションとなり、

Samurai Kenの愛称も知れ渡り、かなり有名になられたとのご認識。

必然的にコネクションが広がっているわけで、これから更なるストーリーの展開が予測されます。

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投資基準(侍魂)は明確で、交渉は無し

歓迎、感謝される日本人

なお、イスラエルについては親日国で、榊原さんに史実を踏まえ、「今、自分がこうして居られるのは日本人のおかげだ」と複数の人から感謝されたそうな。

因みに、イスラエルと最初に国交を結んだ国が日本であるそうな。

その事が、想定を上回るペースでの滞在に寄与している部分も大きいと思いますが

日本人であるからか、国民性なのかまでは分かりませんが、

打ち合わせが終わると「何か困っている事はないか?」と問われる事が多く、困りごとを相談すると

その場で対応してくれたり、現地まで帯同してくれたり、献身的な面が伝えられ、印象的でした。

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講演後、懇親会での榊原さんご発声による乾杯シーン

壮大な夢、ブレない経験則

講演時間1時間程度で、上記はそれを掻い摘んだ形ですが、締めくくりとして・・

・ノーベル平和賞を獲るためには、世の中、平和にしないといけない。

・掲げた目標に対して、ひたすらやっていけば上手くいく。

大きな目標があって、明確な行動指針があってというところですが

それを妨げるような事があっても、松岡修造がそうであるが如く、悩む事が出来るのは幸せ、悩む事があっても数日経てば忘れるもの

また、TV番組の情熱大陸を視聴する際は主人公の立場になって視聴されているそうで(笑)

この一年だけでも、その痛快な生き様に、大いなる目標に、自分に限らず、同席していた30名程度の聴講者、

何れもが奮い立たされたと思います。

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講演後の懇親会でSamurai Ken(榊原健太郎)さんと

こういう場に立ち会えるのが、本でもなく映画でもなくライヴの良さですねー。

 


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