小説家 佐藤究さんの短編集『爆発物処理班の遭遇したスピン』を読み始め
爆発物処理班の遭遇したスピン
ジェリーウォーカー
シヴィル・ライツ
猿人マグラ
スマイルヘッズ
ボイルド・オクトパス
九三式
くぎ
と八話収録されているうちの二話目の ジェリーウォーカー まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
購入のきっかけは
サイン本で、通算五冊目となる佐藤究さん本。
一話目の 爆発物処理班の遭遇したスピン のあらすじを帯裏面から拾うと・・
” 鹿児島県の小学校に、爆破予告が入る。急行した爆発物処理班の駒沢と宇原が目にしたのは黒い箱。処理を無事終えたと安心した刹那、爆発が起き駒沢は大けがを負ってしまう。事態の収拾もつかぬまま、今度は、鹿児島市の繁華街にあるホテルで酸素カプセルにも爆弾を設置したとの連絡が入った。カプセルの中には睡眠中の官僚がいて、カバーを開ければ即爆発するという。さらに同時刻、全く同じ爆弾が沖縄の米軍基地にも仕掛けられていることが判明。事件のカギとなるのは量子力学!? “
というもので、読中に読後に「難しかったなぁー」と。
全貌を理解出来ずとも書かれてあることの凄さは伝わり、続くジェリーウォーカー は、謎の焼死を遂げることになる天才と謳われたクリーチャーデザイナーに関するもので、
一話目とまったく異なる設定で、本作も容易に読み手を寄せつけない距離感を感じる結果に。
残り六話で繰り広げられる濃密、重厚であろう世界観、どの程度、その奥深さに迫れるかチャレンジです。