セミナーズフェスタ2015 Spring 2日目のつづき。
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>> チャルディーニ博士が明かす影響力の正体、セミナーズフェスタ2015 SPRING 2日目 PART1 <<
目の前の一人に全力を尽くすところから始まるリーダーシップ
昼食休憩を挟み、まず、アンソニー・ロビンズ シニアトレーナーの是久昌信さんが登壇。
>> アンソニー・ロビンズの学びを是久昌信さんで振り返ったフォローアップ <<
ご自身のアンソニー・ロビンズとの出逢いに触れられ、一番最初、6日間プログラムの Date With Destiny/デイト・ウィズ・デストゥニー(DWD) に参加した際、
同プログラムでお馴染みのダンスタイムでダンスしない方のグループで近くの人がアンソニー・ロビンズから
「そこの君、その姿勢が生き方を表していないか?」と質され、ドキッとしたご経験から、ダンスは楽しむためのもの。
人は自分の事なぞ見ていないのだし、100%一生懸命に踊ったからこそ、一番楽しめるとの学びを得られるものだ。
また、今回のセミナー全体での「影響力」については・・
ゼロから2年間で250件の顧客を獲得。ご自身で当初秘訣を把握していなかったものの、後に「笑顔」と「傾聴」がポイントで
経営者の話しをニコニコ、はいはいと聞きながらしているうちにラポール(信頼関係)が築けていた。
影響力とはリーダーシップで、リーダーシップとは与える事、ラポールを築いていく事。
つまり、相手の世界を理解する事。影響力は自分にも与えて成功させる。
成功したければ誘惑に負けること(是久さんの場合、この人と決めたアンソニー・ロビンズからの誘惑に負け続け、毎年海外で開催されるDWDに参加している)。
まずは、目の前にいるひとりに影響を与えるところから。たった一人のフォロワーが平凡な人をリーダーに変える。目の前にいる人に100%。
アンソニー・ロビンズ曰く、偉大な人と平凡な人の違いは、たった2ミリ。口角を2ミリ上げる、胸の高さを2ミリ上げれば感情が変わり、自信が出る。
2009年からDWDに出続け、アンソニー・ロビンズから学んだ一番の事は「自分を信じる力」。
と、40分弱のスピーチながらご自身をキャリアをポイントを示されながら振り返られ、印象的でした。
時代を創り出すコピーライティング
休憩を挟み、トリで登壇は神田昌典さん。7年ぶりとなる伝説のコピーライティング講座の復活。
大森健巳さんの紹介から如何にも先生然として登場〜!かと思いきや、何とスタジャンにベースボールキャップ着用のカジュアルな出立ち(笑)
このギャップは掴みとしてインパクトありましたねー。会場のノリに合わせ、参加者を徐々に神田さんワールドに引きつけていき・・
コピーライティングとは、焼け野原になってもペンと紙だけで翌朝から変化する力で、大変価値ある仕事。
コピーライティングは稼ぐ事が出来、社会を豊かにする事が出来るが、影響力が強い分、責任感も要する(買っていない人にもメッセージが伝わる)
神田さんご自身の事業で約100億円の売上、他者を含めると3,000億円程度に達するのではないかとの事。
コピーライティングを書く上で、大事な構成要素は・・
1.リスト(40%)〜 2.コピー(20%)〜 3.オファー(30%)〜 4.レイアウト(10%)。
効果的なリストの集め方にも、コピーが重要。以下、項目別の記載となりますが・・
言葉を生み出すプロセス:時代の流れ、人生の流れ、事業戦略、コピー技術
非分離の原則:お客さんと自分が分離している間は物は売れない。「サービス」(契約、Give & Take)と「おもてなし」(勝手に心配する、寄り添う、個別対応)の関係。
分離から非分離の関係性を高め、顧客に自分のための会社である事を分かってもらう。
コピーと影響力
Level 1. 1-in-Me ex.商品スペックを伝える
Level 2. 1-in-It ex.差別化する情報を伝える
Level 3. 1-in-You ex.共感される情報を伝える
Level 4. 1-in-Now ex.大きな世界とつながる。情報がそこにある時に感じる
6つの質問
1. 相手を知る(1. 商品を20秒説明しただけで「何とか売ってくれ」と懇願する顧客は? 2. 顧客は、どんな場面で怒鳴りたくなるほどの怒りを感じているか?)
2. 商品を知る/時代を知る(3. 商品の特徴を20秒以内に簡潔に説明すると?4. なぜこの商品は簡単に短時間で問題を解決出来るのか、それを聞いた顧客はどんな疑問を持つか?)
3. 自分を知る(5. なぜ顧客は自社を選んだのか?6. 顧客の猜疑心を吹き飛ばす、具体的、圧倒的な根拠は?)
そこから神田さんでお馴染みの「PASONAの法則」を用いて上記で得られた事を下記の項目に落とし込んでいく・・
1. Problem:目の前にある問題
2. Agree Deeply:深く共感する
3. Solve:一発解決策の提示
4. Narrow Down:対象者の選抜、絞り込み
5. Act:次のステップへの明確な誘い
なお、ポイントとして、怒り、痛みのないところには売上は発生しない(人の痛みが分からない人に物は売れない)旨の指摘有り。
講義時間にはグループワークで実際にコピーを書いてみる演習も含まれ
神田さんのフレンドリーさから参加者600名程度であったそうですが、一体感した雰囲気に包まれていました。
印象的であったのは、テクニックから入っても事業を行う覚悟を持っていなければ、言葉だけが遊んでしまう事になる。
言葉があれば新しいビジネスモデルが生まれ、新しい現実が創られていく。
つまりコピーライティングとは、新しい現実を創る力に他ならない。
2015年は時代の要請で、様々な事業が生まれるタイミングであるとの指摘。
最後、神田さんらしく世界観の提示もあり、スキルに止まらい領域でも多く学びを得られました。
と、1日半に及んだフェスタは神田さんの余韻を引き摺り、名残惜しい感じで終演を迎えました。