前日に読了した⬇︎
『小説 星を追う子ども』の映画版を視聴。
他の(新海誠監督)作品と同様、まず映画、そして小説が制作された経緯から、映画がオリジナルということになりますが、
期待に沿って、小説で拾い切れなかった前後の繋がりが曖昧であった部分に、想像力及ばなかった箇所等が、
映像を視てしっかり繋がり、鑑賞後すっきり腹落ちさせてくれました ^^
新海誠『星を追う子ども』予告編映像
思いに突き動かされ、冒険の果てに得られた・・
本作の制作2011年とのことで、時間は遡り、『君の名は。』、
或いは『天気の子』
といった近年の作品との比較よりも、スタジオジブリ作品で描かれる世界観に近い印象を抱きました。
内容は、エンディングのみ小説との比較でも唐突というのか、あっさりした印象を強く抱いたものの
冒険を軸に展開されていったストーリーは、新海誠監督作品の中で最も惹き込まれ、楽しめた作品でした。
出逢いの尊さを実感
場面は異なれども何度逢うことも叶う人もいれば、ふとした瞬間的な出逢いに、地理的条件等から限られた出逢いも有り、
出逢いと一口に云えども、態様はそれぞれ。
本作を視聴すると、人と出逢うこと、共に過ごせる機会、時間の稀少性、尊さといったことにも思い及ばされ、
特に人との接触、交流が奨励されない状況下、当たり前に思えていたことが、実は多分に感謝すべきこと(≒今、この瞬間は一度限りのものである)であることを示唆してくれるストーリーでもありました。