新海誠監督が綴った、少年から大人になるまでの三つの恋物語の行方:映画『秒速5センチメートル』鑑賞記

新海誠監督の三作目となる映画『秒速5センチメートル』をPCで鑑賞。

「秒速5センチメートル」予告編 HD版(5 Centimeters per second)

予定のない週末=レンタル日和、との刷り込みから、年末に読んでいた

<<2019年12月17日投稿分:画像は投稿にリンク >> 新海誠監督が綴った、少年から大人になるまでの三つの恋物語の行方:『小説 秒速5センチメートル』読了

『小説 秒速5センチメートル』読了記の最後

>小説で築かれたイメージが、映像でどのような表現されている>のか?

>そのギャップを感じてみることの出来る機会が楽しみとなりま>した。

ってなことを書いたことを覚えていて、

「そういえば・・」と、いつの間にかなっていたamazonプライム(会員)のライブラリーを念のため調べたところ

amazonの画面をスクリーンショット

「あった!」と、無料で鑑賞出来るステータスであったことを知り、ラッキ〜 と鑑賞。

I. 原作 〜 II.映画 で生じたギャップ

原作(本)と映像の双方を見た作品の記憶はあまりないですが、

ありがちなところで、本(もっとも本作の場合、本が作られたのは映画の後)で描いていたイメージと映像を視聴した際の違和感はしばしば耳にする感想で、ご多分に漏れず。

今回は、原作を読んでから2ヵ月経過していたことから

最初「あれ、どういう話しだったかな?」なんて思いが過ぎったものの

早々に「そうだ、そうだ」と思い出し、「原作ではこう進んでいったんだよな」といった感覚となり、

一部、原作と違うところもあった(はず)で、自分の解釈の余地が大きい、本の方がやはり楽しめたことは事実として有り。

映画は62分という中編(=短編x3)で、原作が早回しされた感覚(特に三話目「秒速5センチメートル」)は強く。

一方、やはり新海誠監督作品らしく映像の見事さ、鮮やかさに、原作を補う(視点)役割も感じ取れ、

時間の経過とともに、双方(原作&映画)がミクスチャーされた感覚が形成されるように思いますが、

学生〜社会人に至る切ない恋の行方、三話のうち二話目(コスモナウト)では視点が切り替わりますが、

多くの人が共感するであろうほろ苦い恋模様、切なさに、ある種の爽快感といったものをエンディングで感じさせられた作品でありました。


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