新海誠監督が描いた雨降りを待ち望む高校生と女教師の心模様の行方:映画『言の葉の庭』鑑賞記

先週末に続いての⬇︎

<< 2020年2月15日投稿:画像は投稿にリンク >> 新海誠監督が綴った、少年から大人になるまでの三つの恋物語の行方:映画『秒速5センチメートル』鑑賞記

新海誠監督作品鑑賞は、2013年公開『言の葉の庭』。

本作は小説版を⬇︎

<< 2020年2月15日投稿:画像は記事にリンク >> 新海誠監督が描いた孤悲ものがたりの行方:『小説 言の葉の庭』読了

読み終えて、まだ日が浅かったことから話の筋は粗方頭に入っていましたが、

(小説版の)「あとがき

” 原作となる映画は孝雄と雪野ふたりの視線のみからなる四十六分の中編だったが、本小説版では語り手を増やし、映画であったとしたらおそらくはとても二時間に収まらないボリュームだ。”(p385-386)

にある通りで、さながら映画は小説版のダイジェスト版を鑑賞している感覚に。

但し、四十六分に感じられない濃密さというのか、深みを感じたり。

梅雨が近づけ、梅雨明けにより引き離され・・

小説から入っていた分、バックグランド等、頭に入っていたので、

映画との相違点を比べたりしながらも視聴している感覚もありましたが、

映画『言の葉の庭』予告編映像

逆(1. 映画、2.小説の順)であったら結構、情景描写の把握が難しく思われたり。

(高校生)孝雄から雪野(先生)は素性の知らない状況で話しが進み、

そこが一つエンディングのクライマックスのハイライトとなり、グラッフィックの見事さとは裏腹に仕上げがキレイ過ぎてしまうようにも感じもしましたが、

晴天にも奔走され、噛み合うことのなかった仄かな恋心の模様を新海誠監督の世界観で映し出されている作品です。


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