評論家 副島隆彦さんの
『傷だらけの人生 ダマされないで生き延びる知恵』を読了。
(2018年)2月以来の👇副島隆彦さん本で
「何か(副島隆彦さんで)出てるかなぁ」と思って検索にかかり、内容に興味を持ったもの。
副島流 人生のサバイバル術
本書は、
第1章 オンナにダマされた
第2章 お金でダマされた
第3章 人間関係でダマされた
第4章 大きな組織・団体にダマされた
という目次立てのもと、
” 人が生きてゆく上で、大事なことは、大きな失敗をしないことだ。そして、いつでも引き返せるようにしておくことだ。
慎重に、注意深く、臆病でいいから、大きく騙されないように、身構えている。”(p13)
或いは、
” 他人のことなんか放っておけ、という思想がある。現実の世界は、そうしなければ、実際生きていけない。
他人のことにいちいちかかずり合って、ああ可哀そうね、と言って、それで助けてあげられるものではない。
放っておいて、さっさと見て見ぬふりをして、関わり合いにならないで通り過ぎる。
それが人生だ。いちいち人のことにかかずり合う暇はないから。とくに今は、ね。”(p134-135)
といった具合で、
副島隆彦さんのご経験、お考えに基づいた副島流 人生を生きる知恵が、190ページに渡って展開されています。
世の、実際のところ・・
そこには、
” 金儲けの秘訣には裏側がある、という話ですが、昔から政治家に金を渡して、特別に役所から許認可の権利をもらう、ということがある。
裏から政治家に手を回して自分の会社に税務署に入らないようにしてもらう、とか。
こんなことは、ごく普通のことだ。みんなやってきた。今もやっている。それが、ワルいやつらだ。それが一般庶民ではない、ということだ。”(p88)
といった副島隆彦さんらしい真実を剥き出しにするといった物言いも散見され、世の中をうかがい知ることの出来る面もありますが、
広くオススメするというよりは、副島隆彦さんのこれまでの著書や講演で少なからずの影響を受けている方々にとって
そのベースとなる考え方に触れることの出来る一冊として重みを持つ著作であるように思います。