2月5日に始まり、以降週次で土曜日に開催されてきた「実践!創業セミナー」の最終回.-
普段と逆方向の下り電車で目的地に向かうという、ここ数年なかった習慣も今回で終わりかと、
朝見る車窓の外側に広がる景色が普段と違うだけでも、感慨に浸るところあり
僅か4回のセミナーながら、いろいろな感覚を楽しんでいたような。
実務担当者が語る融資の実務、舞台裏
今回は、まず、東京信用保証協会の方が登壇され協会の説明に、融資に関する実務上の流れに、寄せられることの多い質問など。
計画が明解な論理と客観性に基づいて作成されていることは大前提となりますが、
原則、無担保で融資が行なわれていることや特例の活用や行政を窓口とすることで、被融資者が優遇を受ける仕組みなど、
一人冊子と向き合い理解しようとするより、実務に携わられている方が、実践の場に即して噛み砕いて説明して頂けることで、
本当に国が創業、起業しやすい仕組み、機会を提供しようとしていることをよく実感できました。
続いて、主催の信用金庫の方が場を引き継ぎ、都市銀行と地域金融機関の違いといった金融業に関する基礎的理解から
融資を通すべく計画書の記載法に、金融機関側の舞台裏話しなど。
多くの人が犯す過ちに、外してはならないポイントに、臨場感ある現場の話しなどが、単なる手続き論に留まらず印象的でした。
チームワークで迎えたフィナーレ
午後は初回以降、各回で学んできた事業(/創業)計画書作成講座の仕上げで
テーブル毎にチームを作り、事業ドメインを想定し模擬プレゼンテーションを行うもの。
まずはチーム内での下準備ですが、一人で同様の作業をやると思考のパターン化であったり、行き詰まりがちなところ、
複数人で行なうメリットから1つアイディアが出ると次々に肉付けされ、ブレイクスルーを導くなど、思いの外、短時間で事業計画骨子がまとまっていきました。
そこから各チーム5分の持ち時間の中でプレゼンテーション。
真面目過ぎず、遊び感覚のあるプランを、プレゼンターの力量にも助けられ、トップバッターながらいきなりの高評価。
他チームのプレゼンも「みな、色々なところで考えているんだなぁ」「これもニッチかぁ」と目を見開かせられたり、見知らぬ世界を垣間見たり・・ そんなこんなで「あっ」という間に所定の時間に。
講師の方の総評を得て解散となりましたが、最後のグループワークで得られた達成感から、セミナーに参加した満足感は高かったです。
きっかけ、チャンスは身近にある
この「実践!創業セミナー」が実施されたのは、昨年に続いて2度目であったそうですが、
提供される内容に講義の進められ方に、かゆいとこに手の届く感じで、
当初は無料ということから「(融資、補助金等)馴染みのない分野で学びが幾つかあれば良いかな」程度の高からぬ期待値でしたが・・ 見事に覆される結果に ^^
終わってから先週に続いての懇親会。接点が少なかった他のグループの方々と4時間近くも盛り上がっていました。
充実した2月の土曜日(x4)の締め、心地良い余韻に浸って帰路につきました。