かつて(2014年9月〜2105年3月)受講した「ビジネスプロトタイピング講座」でお世話になった
市村よしなりさんから頂戴したメール(マガジン)の
“『ウォズニアックさんを日本にお呼びしたい!。』
その思いで、私は1年半前からプロジェクトを進めてきました。
なぜ、ウォズニアックを呼びたかったのか?
アップルコンピュータを創ったのは、
もう一人の創立者、スティーブ・ウォズニアックです。
技術者あがりの私としては、
ジョブズも尊敬していますが、
断然ウォズニアックさんのエンジニアとしての凄さに憧れていましたし、
今も、私の中で彼は『神』です。”
の一文で興味を持ったSteve Wozniak:スティーブ・ウォズニアック著『アップルを創った怪物 もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝』を読み始めて
全20章(431ページ)あるうちの第5章(〜p118)まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
時系列的には、幼少の頃からスティーブ・ジョブズに出会う頃までで、その間・・
” 六年生のころには、算数と理科がとても得意な子どもとして有名になっていて、IQテストの結果は二〇〇を超えていたそうだ。”(p10-11)
” 僕は優勝するのが好きだったからね、物心がついたころから、一番になりたいって思っていた。僕は運がいいんで、実際一番になることが多かったし・・・。”(p42)
という幼少の頃から頭角を表していたエピソードに
“コンピュータって、意外にシンプルなんだって思った。ガーンって感じだったよ。コンピュータは世界一すばらしいもの。
理解できる人なんてほとんどいない最先端テクノロジーだと思っていたのに、五年生の僕が理解できちゃうほどシンプルだったなんて。すごいと思ったね。
そのとき、よしこれからは論理とコンピュータで楽しんでやろうって決めたんだ。ホントにできるかどうかなんてわからなかったけど”(p36)
” 僕にとって真実に一番近いものは ー おやじから受けついだ一番の価値観であり、おやじが僕に教え込んだ価値観である真実に一番近いものは ー 論理だった。
論理こそが大事なんだ。人間をはかる一番大事な物差しは真実であり、エンジニアが行う計算は、真実に即して誠実に生きる人の印だと考えたんだ。”(p63)
という人生を決める出会いに哲学に、
” 小学生のことからアップルを立ちあげたあとまで、僕にとって一番楽なコミュニケーション方法は、すぐれた設計をしてみせることだった。
人間というものは友だちが必要だと思うんだけど、僕の場合、エレクトロニクスなどですごいと思わせたり、いたずらをしてみせたりすることで友だちを作ろうとしてきたわけだ。”(p55)
” アップルをはじめ、いろんなところでいろんな人と仕事をしたけど、途中のやるべきことをすっとばして最終段階だけをなんとかしようとする人をたくさん見た。
そんなの、うまくいくはずがないんだ。絶対に無理なんだよ。”(p47)
” デアンザ(註:コミュニティ・カレッジ)を卒業するまでに、僕は、世界的に有名なコンピュータについて、文字どおり何台も設計・再設計をくり返した。
プロトタイプの設計を何十回もやり直し、コンピュータ設計の達人の域に到達した。やるべきことはすべてやった。”(p87)
というApple:アップル創業へのプレリュードに・・
それらが100ページ超のボリュームで語られていて、
最初は翻訳本特有の読み難さが気になったものの、随所に登場するスティーブ・ウォズニアックの仕掛けたいたずらが起き起こした顛末など人間臭さに惹かれ始めていき、
本を手にした時は400ページ超の厚みに圧倒され気味であったものの(ページをめくる)ペースが上がってきて、これからの展開が楽しみです。
また、読了時、あるいは中間で感想をまとめたいと思います 。