月次で開催されている新党大地の勉強会 東京大地塾に参加。
今回のテーマは仮想通貨でしたが、冒頭、平昌オリンピックについて鈴木宗男新党大地代表と佐藤優先生が取り上げられ、
佐藤優先生は「全く盛り上がっていない」「ベルリンオリンピック以来の政治利用」状況について言及。
全く盛り上がっていない状況に関しては、オリンピックが本来、平和なときにお互いの国力を競うものであるものに対して
国際情勢が悪くなっていること。また、政治利用に関しては韓国が米朝会話を仕掛けようとした点など、
客観的情勢で物事を判断出来なくなっている状況を指摘、日韓関係についても、オリンピック後の悪化を見通されていました。
賛否分かれた安倍晋三首相の渡韓については所与の条件の中で「出来る(やるべき)ことはやった」と評価されていました。
仮想通貨、AIが導く未来
本題の仮想通貨は、
歴史的に金銀に落ち着いてきたこと、柄谷行人さんが20年前にビットコイン(と同種のものとみられます)の実験を試みたものの「出来ない」と結論づけられた過去に、
物に裏付けられていないと貨幣にならないなどの経緯から否定的な見通しが示され、現状のように「放置されていて良いのか」という問題提起もありました。
また、話題はAI(人工知能)に関して及び、推薦図書として
↑新井紀子さんの著書が紹介され、人工知能に出来ることが論理、確率、統計に限定されることから、 AIの神格化、シンギュラリティは来ないなどの見方が示されていました。
その後は約1時間、質疑応答の時間となり、平昌オリンピックにおける北朝鮮の外交手腕(=極めてレベル高いとの評価)、
ロシア国内におけるLGBT(の状況等)、駐日ロシア大使交代による日露関係の影響、展望など、話題は多岐に及びました。
大局的な流れ、問われる見解(距離感)
今回は政治以外の分野で、仮想通貨、AIといったテクノロジー関連について裂かれた時間が長く特徴的だったと思いますが、
ロシアが2019年から独自の仮想通貨クレプトルーブルを導入する
動きも説明され、2018年に入ってこの分野(仮想通貨)に関する報道量が増してきた(キャズム超え?)感もあり、
一つ自分なりの考えであったり、立ち位置を決める必要性は漠然ながら感じさせられることでした。