昨年(2016)年11月から参加している新党大地主催の勉強会、東京大地塾に参加。
開始前の雑談で鈴木宗男新党大地代表が、世間的に注目度の高い森友学園 籠池理事長の証人喚問と日程が重なったため、
参加者数を気にされていたそうですが、結果として通常通りの開催規模。
本来設定されていたテーマは、先日開催された日露外務次官級協議でしたが、
冒頭は雑談形式といった形で証人喚問の話題が取り上げられ・・
注目度と緊張感と
佐藤優先生から野党の追及の甘さが指摘され、例えば・・
寄付を受けた際、どういう封筒であったか。何色であったか。のし袋はついていたか。
一重であったか、二重であったか、お金に帯封はついていたか(ついていればどこの銀行?)等々、
追及の仕方によっては金銭の出所(機密費?)が明るみとなることも考えられるが、
そのような本質に切り込んでいくような質問は公明党以外からは聞かれなかった。
また、参議院と衆議院で立て続けに喚問が行われた状況に対して、院の独立性が問われることと、
日程を置くことをしないと、先に行われた喚問を受けて掘り下げた内容とならない点なども疑義として上げられていました。
動き出している北方領土交渉
本筋の日露外務次官級協議は、佐藤優先生から冒頭「北方領土問題が動き出しそうだよ」と、
朝日新聞の記事を紹介をしながら見方、見通しが示され、来月(2017年4月)に予定されている安倍首相のロシア訪問へ向け
記事のリークのされ方に反対勢力の動きが垣間見られるものの、やる気さえあれば動く状況であるとの見解が示されました。
月一のここだけの話し
その他、参加者からの質問に回答する形で、築地市場の豊洲への移転に関して
佐藤優先生が小池都知事が描いているであろう戦略、落とし所に関して
(小池都知事の)愛読書である『失敗の本質』から紐解いた分析(臨界点に達するまで戦力の逐次投入)も興味深かったです。
今回、自分が聞きたいところはタイミングが重なった証人喚問の見方にありましたが
鈴木宗男代表、佐藤優先生の国会や検察からの取り調べのご経験談を踏まえた生々しいお話しが聞けた点など、
この場でしか聞けない内容に見立てといった内容に、今回も知的好奇心を刺激されました。