月次で開催されている新党大地主催の勉強会 に参加。
先月↓に続いての参加で、
今回の「エルサレム・北朝鮮・北方領土」。
冒頭は鈴木宗男新党大地代表の挨拶で、未だマスコミを賑わせている相撲界で起きた暴力問題について・・
貴乃花親方の姿勢やマスコミ報道の歪みに、問題が引き起こされた構図など。
鈴木宗男代表の思い入れ?が伝わり、思いの外、盛り上がり ^^ 10分ほどして、マイクは佐藤優先生に。
フラット化する社会&国際情勢
これは先月もお話しがあったことですが、相撲界を揺るがしている問題は、ハリウッド(セクハラ問題)や広告業界(長時間労働等)など各所で紛糾していることと共通し、
ローカルルール(遊び、緩みがあるのが、人間社会で当然)が通用しなくなり、世の中がフラット化している証左であると指摘。
やがて話しは本題に移行し、ドナルド・ドランプ大統領が、イスラエルの首都をエルサレムと認定したことに対して、
まず足元のマイケル・フリン前大統領補佐官が司法取引に応じたことに対して世間(マスコミ)の目を逸らす意図に、
現在のアメリカで二正面作戦を展開する余裕がない状況を考慮すると、北朝鮮問題で戦争が起こされる可能性は低くなっていると分析。
また、中東情勢に関して話しが及び、イスラエル軍の強さから中東戦争には発展しないであろうの見通しも、インティファーダ(パレスチナ人の民衆蜂起)は不可避であろうと。
更にはロシアの思惑に、イランが地域最大の不安定要因であると言及。
北朝鮮問題に関しては、CNNでミサイル実験に際し、大気圏再突入で(ミサイルが)バラバラになったとの報道から時間的猶予が読み取れるものの
「対話と圧力」の姿勢から「対話と妥協」へ、状況を勘案すると北朝鮮と融和する姿勢に転じざるを得ないであろうと予測。
北方領土問題に関しては、現状、法的枠組みにこだわって遅々として進捗がない状況に懸念を示し、
月別にメニューを決め、実績を積み重ねていく重要性について説かれ、この点に関しては「全然進んでないのかぁ・・」と、
4月頃の(佐藤優先生の)高評価から、停滞している現実を知らしめられることになりました。
報じられない当事者の意図、思惑
後半は45分程度、参加者から発せられた質問に佐藤優先生、鈴木宗男代表が応える質疑応答。
2019年5月の天皇陛下譲位、西郷隆盛と大久保利通の比較論に、中東情勢、ロシアの国としての参加が認められなかった平昌五輪など、
話題は多岐に及びましたが(↑質疑応答中に紹介された『大日本史』)、総じて感じられたのは一つ一つの事柄で、表立って報じられている内容に
真相に、当事者の思惑がさまざま絡んでいること。何も、今さらということではありますが
具体的事例に基づき、逐一解説がなされるとその実感を重くし、
表面に流されず、こういった場での紐解きに、専門書の読み込みに・・ 必要なことを実感させられました。