月一で開催されている新党大地主催の勉強会、東京大地塾に参加。
今月(2018年5月)のテーマは「南北会談と(アメリカの)イラン核合意離脱」。
冒頭の挨拶では鈴木宗男新党大地代表が、
毎日新聞(夕刊)に掲載された佐藤優先生の『十五の夏』の取材記事の読み上げであったり、
本題に入る前に佐藤優先生から最近TVで扱われるスキャンダルが、セクハラ、性関連などハレンチ系となっており、
従来、取り上げられていた重大ニュースが取り上げられなくなっている(扱いが小さくなっている)状況を指摘(危惧)。
重大局面を迎えている世界情勢
テーマに沿った内容では、
日本外交の(朝鮮半島情勢に対する)失敗が、平昌オリンピックで北朝鮮が仕掛けた金与正ーペンス副大統領会談(北朝鮮ドタキャン)から
5つ’(安倍ートランプ関係の過大評価、中朝首脳会談開催 etc)積み重なっている事態を解説、
日本がイニシアチブを発揮できることが六か国協議の東京開催程度で、時間の経過とともに効果が弱まっていってしまうと警告。
5月26日、モスクワでの安倍総理ープーチン大統領との会談が、1つポイントであるような。
また、イラン情勢に関しては(合意内容が不完全であった)枠組み離脱を決断したドナルド・トランプ大統領を「正しい判断」と評価。
但し、中東情勢は4.5次中東戦争とも称される状況で、第5次中東戦争に限りなく接近していると分析。
日本の主要新聞がイランに甘く、実態が見えなくなっていることに懸念を示されていました。
目の付けどころと切迫度
その後、1時間程度の質疑応答となり、米朝会談の見どころであったり、その後、日本が取るべき対応であったり、イラン情勢の見通しであったり・・
来月は(政治イベントではないものの)FIFAワールドカップロシア大会が開幕するなど、
色々と重量感のある一月となりそうですが、朝鮮半島情勢での日本の立ち位置に、イラン情勢など、
(私自身)楽観視していた事がらへの(佐藤優先生の)評価が厳しく、
各所で懸案事項の進捗が予測される中、見方を質される機会となりました。