学生時代にハマったTVドラマ『あぶない刑事』の最終章、『さらば あぶない刑事』をDVD鑑賞.-
TVドラマが人気を博して、映画化されるケースはしばしばあるものの
個人的にあまり良い思い出がなく、本作も見る予定はありませんでしたが、
現在、マイブーム的とも云える浅野温子さん出演作ということで休日(秋分の日)のメインイベントに。
『あぶない刑事』なる世界観
映画版『あぶない刑事』は本作が7作目とのことで、私は初期の作品(映画)は見ていたものの中途からご無沙汰で、本作はシリーズ10年ぶりとのこと。
自分自身にとっては20年とか、そのくらいの時間の経過はあったものと思います。
設定は現代に合わされているため、背景に懐かしさを感じることはなく、その点「2016年版 あぶない刑事」と云えたと思いますが
お馴染みの登場人物(キャスト)に、
人気の源泉となったであろう軽妙なセリフのやり取りは懐かしさというのか、「これぞあぶデカ!」という安心感というのか、
時間を追って、昔感じていた感覚が呼び起こされてくるかの感じで、2時間弱の上映時間を楽しめました。
自分史と並走したドラマの終着点
広く映画ファンというより、私のようなTVドラマ『あぶない刑事』に思い入れのある人たちのために作られたという一本ですが
ドラマ制作から実に30年の時を経て、
一つ時代を築いたドラマの別れの作品に立ち会うことが出来たという意味では
かつてドラマで作り込まれた世界観に魅了された者の一人として、そこに鑑賞した意義があったように思います。