今週(2023/10/30)は、昨年↓に続いて
今回は、刊行記念トークショー『それいけ! 妖怪旅おやじ』舞台裏を語る!と題され、登壇は対象書籍の著者 妖怪研究家 多田克己さん、ライター 村上健司さんに、本の元になった連載が掲載されていた『怪と幽』誌の似田貝大介編集長で、京極夏彦さんは進行役。
平日開催で万全を期して休みを取り整理券配布開始10分前に会場の東京古書会館に到着すれば・・ 既に会館内に伸びる長蛇の列💦
「しまった」と出遅れ感抱くも、定員120名のところ#50を確保.-
2時間余できた空き時間は近場でのコーヒータイムとして万城目学さんの『八月の御所グラウンド』を読了させるなどして、会場に戻り、再度の整列から入場を経て空席を見渡せば3列目中央付近を確保。
冒頭、『怪と幽』からカイトユウマンの登場あり、
撮影タイムで盛り上がった後、饒舌な京極夏彦さんの進行で刊行に至るまでの旅のエピソードを多田克己さん、村上健司さんからユーモアを交えヒアリング。
お化け、妖怪に関して言い伝え、文献がある地への来訪手段は自動車中心となるところ多田克己さんは無免許で、村上健司さんの運転に頼る形もルートの指示が(ドライバーに寄り添えない)強引となりがちであったり、放屁であったり、大人2〜3名の旅であったことから3日も経てば(フラストレーションが)限界に達してしまった(ユーモア交じる)緊張感から本の原型= 連載が重ねられていったとのこと。
タイトルからすると訪れた先での恐怖体験といったことも出てきそうですが、そういったことは一切無く、むしろ何があるわけではなく石を見つけられたことでも成果と感じられたり、アポなしで訪れた先で思わぬ歓待を受けての成果が得られたり、醍醐味は事前に立てていた仮説がハマると「これって本当のことじゃないの?」とゾクっとさせられたりといった(京極夏彦さんを含む)体験談が続々と。
共感させられたのは訪れた先でテンション上がり、長く続く階段の先の鳥居であったり、道なき道の先に広がる世界への好奇心であったり、日ごろ感じる身体の老いは度外視され思いが先走ってしまいがちという点。
京極夏彦さんが「お化けのことなんて、世の中の人はどうでもいいと思っている」という中、時に無謀も敢行され出版に至った本書、本トークイベントを滑走路として後日旅の模様を楽しみに読書していきたく思います 👻