書店に立ち寄った際に目に留まった、高橋佳子さんの『自分を知る力「暗号の帽子」の謎を解く』を読み始めて
プロローグ 『帽子の闇』を越えて
第1章 それは本当にあなたの考えなのか
第2章 心のブラックボックスを解読する
第3章 受発色のタイプを診断する
第4章 苦・衰退タイプ
第5章 苦・暴流タイプ
第6章 快・衰退タイプ
第7章 快・暴流タイプ
第8章 人生の考古学・考現学・未来学ー『自分を知る力』を最大化する方法
と章立てされているところ、第2章まで読み終えたので、そこまでのおさらい。
書店に立ち寄った際、一抹の怪しさのようなものを感じた一方、帯に書かれた内容に、
amazonのカスタマーレヴューを参照したり、
売れ行きも良さそうで、
それらを勘案し、レジに持ち込んでいた経緯。
「帽子の国」の住人
冒頭のプロローグで
” 私たちは皆、「暗示の帽子」の国の住人にほかならないのです。「暗示の帽子」をかぶったままでは、人は本当の人生を生きることはできないということです。”(p21)
本書のキーワードとなる「暗示の帽子」とは、
” それをかぶると、誰もが帽子が暗示する考えや行動に従ってしまうのである。
「これはこう考えるんだ」
「こういうときは黙って見ているに越したことはない」
「そっちよりこっちの方が価値があるぞ」
つまりそれは、「暗示の帽子」ー。
人々は何の疑問もなく、暗示された生き方を繰り返していたのだ。”(p12-13)
と説明されており、一般的に価値観、先入観といった言葉に置き換えられますかね。
そこから人生を
” 人生とは、願いと目的を見出し、それを手にするためのクエスト(探求)です。”(p27)
と定義され、人を快系と苦系、暴流系と衰退系を組み合わせた
快・暴流
苦・暴流
苦・衰退
快・衰退
の4タイプに分類し、
” 4つのタイプは、それぞれ可能性と制約、光と闇を持ち合わせています。魂に願い(光)とカルマ(闇)があり、3つの「ち」(血・地・知)にも光と闇があるようにです。
しかし、それらが、「暗示の帽子」としてはたらき、私たちが気づかずにその指令に従っているとき、4つのタイプは、可能性よりも制約を現してしまいます。 ・・中略 ・・
本書がめざすのは、何よりもまず、この「偽我埋没」の段階を脱し、「善我」としての歩みを始めること。
そして、その歩みの中で、「偽我」を深く知り、「暗示の帽子」を脱いで、「善我」の歩みを確立してゆくことです。”(p80)
また、帯に掲げられた「自分を知ることー」に関して
” 自分を知る力とは、人間を知る力。そして、人間を知る力とは、世界を知る力にほかなりません。
自分を知り、人間を知ることによって、私たちは自分の中に複雑で予測不能な世界を生きる最大の手立てを手にすることになるのです。”(p28)
とあり、本書の意義、役割について解かれています。
「暗号の帽子」の向こう側
四分類に当たっては、自身が何れのタイプに属するか、第3章に
設問・回答欄が用意されており、本書で試みられているアプローチについて、理解を進めたく思います。