前々回⬇︎ 、読み始め記をアップロードした
高橋佳子さんの『自分を知る力「暗号の帽子」の謎を読み解く』を読了。
読了といっても、第3章 受発色のタイプを診断する で、(受発色とは心を意味)、
「受」ー 感じ・受けとめるはたらき。感覚・感情に呼応
「発」ー 考え・行為するはたらき。思考・意志に呼応(p58)
自分の心のタイプが、「苦・暴流タイプ」と診断され、
同タイプの解説が成されている 第5章 苦・暴流タイプ ー 恨みの強い被害者から勇気ある正義感へ、第8章 人生の考古学・考現学・未来学 ー 「自分を知る力」を最大化する方法 を読み(=他3タイプには目を通さず)フィニッシュ。
自身が分類された「苦・暴流タイプ」について、第5章でどのようなことが書かれていたかというと
” 苦・暴流の心は、ものごとを否定的・悲観的に、マイナス面を常に意識して受けとめ、対向的・攻撃的に、その不利益に屈せず、それを覆そうと行動します。
曲がったものごとをよしとせずに正し、守るべきことのために闘い、どこまでも正義を貫く強さを抱いています。”(p146)
或いは、
” ものごとの不足や欠点にまず目を向ける事態の受けとめ方です。全体をあるがままに受けとめたり、良い点や可能性を見出そうとしたりする前に、問題点に目がいってしまう。・・中略・・
この受信を繰り返していると、現実や他人の意見をそのまま受けとめることはできなくなります。不足や未熟、問題点が気になって仕方がなくなるからです。(以下省略)”(p158)
このような傾向に対して、
” 闘うべき対象と闘うために、世界や他人はいつも自分から何かを奪ってゆくという思い込みを、人間も世界も光と闇を抱いているというあるがままの姿に書き換えなければなりません。”(p178)
と向けるべき方向の是正を促され、
” 与えられた使命を最後まで全うする責任の力。
どんな外圧にもひるまない正義の光。
大切なもの、最終的に目的にまっすぐに突き進むことのできる一途さ。
愛する家族や仲間、守るべき思想や立場を守護する力。
他に動かされるのではなく、自らが判断し行動する自律の力。
光と闇、願いと欲がせめぎ合う世界の中で、ものごとの本質を見定めることのできる弁別の力。
・・中略・・
苦・暴流の人が発する怒りとイライラの闇の向こうには、これだけのまばゆい光が隠れているのです。”(p178-179)
といった具合。
言語化されし学び
数多ある(であろう)心が四分類されているため、同じタイプの中でも人によって濃淡あり、
また、
” 普段は快・暴流で振る舞っている人が、思い通りにものごとが進まないと苦・暴流になって他を責め、さらにうまくいかないと苦・衰退になって落ち込んでしまう。”(p94)
とタイプは固定されたものでなく、それぞれの要素を各人が持っているようです。
自分の場合、衰退系との対比で
心のエネルギーの出力が大きく、発散していく「暴流系」。
の傾向が示され、
各所で診断を受ける場合、言われたことに、書かれていることに、多かれ少なかれ身に覚えのあることが含まれているもので、本書においても然り。
読書を通じて得られた学びは、しかと心に留めておきたく思います ^^