いわゆるお盆明け3日連続の外出で、日が落ちた頃に池袋を訪れ、『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか?』刊行記念トークイベント 高橋勅徳 x 渡辺祐真 働きたくない人への経営学からのヒント と銘打たれたイベントに参加。
タイトルに刺激を受け、当日になり参加を急遽決めた次第ですが、年齢的にそろそろ(好きを軸に行動したい)・・といった思惑に、近年凝り固まった思考の揉みほぐしといった期待感に。
経営学が領域としてこなかったこと
イベント対象書籍『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか?』著者 高橋勅徳 東京都立大学大学院准教授のご専門は経営学。先進国の近年の経営学が利益、成長を目的とする学問となっていった中、南半球においてライフスタイル アントレプレナーシップ(ex.低成長、無競争)なる研究が目に触れ、自身が向き合うべき領域として取り組んだ連載が一冊の本としてまとめられていった経緯。
そもそも会社に雇われるという選択は明治、大正の頃に表れ始めた形態で、従前は自分自身で如何に人生、生活の基盤を築いていけるかにあって、イベントでは野生の牙と表現されていましたが、経営学が掘り下げるべきこともその部分であろうとの指摘。
本来、人間が持っていたものは必ず取り戻せるし、その示唆は身近に存在していると、そこに照準を合わせられたのが今回のイベント=対象書籍。
お話しでは、高橋勅徳准教授とともに登壇された渡辺祐真さんの書評家というプロフィールに合わせ、出版業界を事例にビジネスのブレイクスルーを見出しケーススタディが行われましたが、データを追うと思い込みの枠組みを解かれ、実際に上手く事業化されている方々、場所も思い浮かぶなど刺激的な100分余となりました。
上記はお二人のやり取りを走り書きしたものに基づいており、補正にアップデートはイベント後購入した『なぜあの人は好きなことだけやって年収1000万円なのか?』で。
このところは登壇者によって会場に足を運んでいる傾向にありましたが、内容に基づいての参加も知的好奇心を刺激されるもので書店イベントの醍醐味を思い出した一夜にもなりました。