高城剛さんの『21世紀の(匿名)ハローワーク』を読了。
&『21世紀の「表」のハローワーク』に続いてのシリーズ?3冊目ですね。
高城剛さんが迫る気になる職業の実像
今回は、
1. 政治家秘書
2. 美容外科医
3. 教頭
4 Airbnbホスト.
5. FXトレーダー
6. 小児科
それぞれに(相手の匿名を条件に)高城剛さんが切れ込みます。
読中、印象に残ったところを抜粋すると・・
美容外科医
” 高城:仕入れはいくらぐらいなんですか?
ゆうこ(美容外科医/仮名):10分の1以下です。差額は「技術料」という考え方もできるのですが・・・。
美容外科ってどうしても実際にやらないとうまくならないんです。
だた、患者さんに向かって、「新人です」って言うのも難しいじゃないですか。
なので、やったことのない背術をいきなり患者さんにやるところも多いんです。
・・中略・・
ゆうこ:美容外科医は、全員個人として保険に加入しているので。
・・中略・・
高城:患者が保険を使えず、医者が保険を使うというのは、なんともいびつな世界ですね。”(位置 No.456-471)
本文では更に過激な描写が含まれますが ーー; 他でも
小児科医
” ヒロコ(小児科/仮名):予防接種に関して言うと、そもそも自費治療なんですよ。だから、定期予防接種でも医者はやった分のお金しかもらえないんです。
高城:利益を出すためにいっぱいワクチンを打った方がいいということですよね?
ヒロコ:もちろんです。”(位置 No.1987)
高城:ワクチン反対派の中には、製薬会社の陰謀だという人も結構いるし、悪魔の仕業だと言う人もいるわけですよね。
ヒロコ:そうですね。医者としても「ワクチンは数を打たないと儲からない」という事実はあります。
高城:ということは、何も言わないでバンバン打っていった方が、ビジネス的な効率はいいわけですね。
ほとんどの小児科の先生は、そうされているんじゃないですか。
ヒロコ:そうですね。やっぱり打つのが当たり前という考え方が浸透していますし、開業医レベルだとそういう倫理感も低いのです。
おまけに、私が「ちょっとひどいな」と思っていることがあって、ワクチンって原価率がすごく高いんですね。”(位置 No.2001)
といった具合。
事実を把握し、選択肢を得る
それぞれ漠然と興味を持ちながらも、普段、なかなか表舞台に出てくることのない方々の等身大の話しが知ることが出来ます。
たとえばワクチン(小児科医)のお話しは(何となくもや〜っとした感じはあったものの)本書を読んで問題提起をされた感じに、
各々、読み始めるとページをめくるペースアップされていくように。
引用しなかったところでも「教頭」のところでの時間の流れに関して
” 中村(私立学校教頭/仮名):「未来」というのは、「未だ来ず」と書きますから、「まだ来てない」ものです。過去は「過ぎ去った」と書きます。
それが流れているものだとすると、どう考えても未来から過去に流れるじゃないですか。
そうすると、非常に大きな発想の転換ができるわけです。”(位置 No.894)
といった高城剛さんらしいスピリチュアルなトピックも興味深く、高城剛さんのファンならずとも楽しめる一冊(電子書籍)と思います。