「裏」に続いては
「表」ということで
高城剛さんの『21世紀の表ハローワーク』を読了。
「表」の方は、
地下アイドル
大麻産業
タネ販売
探偵
気功師
築地仲卸
盗撮盗聴
という職種にスポットライトが当てられ、高城剛さんがそれぞれの職業に従事されている方々に切り込まれています。
知られざる大麻が発揮している多様性
印象に残ったのは、大麻産業(対談相手はヘンプ フーズジャパン社長兼エリクシノール社長 松丸誠さん)で
” アメリカでは半数以上の州ですでに医療用大麻が合法化され、娯楽大麻まで続々と解放されてつつある。”(位置 No.382/電子書籍のページ数)
” アメリカでは「グリーンファンド」って言われるくらい、大麻に対する投資がものすごく増えていますよね。
・・中略・・
最近だと、グリーンバブルと言われるほど、大麻産業が注目されてお金が集まっていますね。当初のスマートフォン以上にお金が集まっているわけです。”(位置 No.579, 586)
という状況ながら
” 松丸:日本では、食用と、娯楽用、医療用大麻のすみ分けができていないんです。どれも同じ麻なので、取り締まりの対象にするというのが基本的な考え方になっています。”(位置 No.484)
なお、食用に関しては、
” 食事の中でも、良質な油とタンパク質、植物性のミネラルを豊富に含んだ麻というものは、完全食に近いんです。”(位置 No.436)
であるそうな。
大麻と聞くと、逮捕等のニュースに絡んで芸能スキャンダル的なイメージが拭えないですが、
「お国が違えば・・ 」といった実態は、本書を読んで知ることになった事実で興味深かったです。
意外と身近な?壁向こうの世界の現実
その他でも、「氣」に興味があることから気功師の方のお話しに、
探偵、盗撮盗聴といったトピックも、なかなかうかがい知ることの出来ない世界が垣間見え、読み物として楽しめました。
築地仲卸を除いて胡散臭い、よく分からず得体が知れない・・ といった世界に関することが、「へぇー」といった具合で好奇心を満たしてくれる記載も散見され、
社会勉強といったことで満足させられる著作(電子書籍)であるように思いました。